入場料は1日22ユーロ。できれば2日間でじっくり回りたい
ここでとりわけ衝撃的だったのは、NSUプリンツSportとの出会いだ。アウディの歴史の一端をなすNSUが販売していたRRのスポーツクーペだが、博物館でしか見たことのないクルマに1万5000ユーロのプライスタグが掲げられているということに驚いた。2026年2月アタマ現在のレートでは275万円くらい・・・本気でお持ち帰りしたくなった。

今回、もっとも欲しかったのがこちら。NSUスポーツプリンツクーペ。

ちょいふるプジョー(406スポーツ)のオーナーとしては、やはりプジョーの旧車が気になった。こちらは実にエレガントなスタイルを持つ、203(1951年式)。1万8900ユーロ。

パリの街中にも、地方の田園風景にも似合いそうなプジョー504 V6クーペ(1976年式)。17万kmの走行で、1万7000ユーロ。お買い得だ!
ほかに、個人的に興味がそそられたのはプジョー504クーペや404など、クラシックプジョーの出品車。205も「新しめ」だけどなかなかいい。フランスの片田舎に小さな家を借りて、こういうクルマで毎日とことこドライブを楽しんでみたくなった。
というのはあくまで妄想、現実的ではない。けれど、周囲で趣味に没頭する人々の熱気に当てられて、結局1台購入してしまった。フランスのプラモデルメーカー(現在はドイツの企業に買収されている)「Heller(エレール)」のブガッティT50。実はエレールのT50は1台持ってるのだけれど、もっとレトロなパッケージが気に入った。
老後の楽しみとして最近、クラシックカーのプラモデルをコレクションし始めているのだけれど、この「1台」はまた特別な思い出を紡いでくれることになりそうだ。
例年、1月末から2月初旬にかけて開催されるレトロモビルだが、この季節のフランス旅行はオフシーズンに当たる。パリの街並みももっぱら寒いし曇りや雨が多いこともあって、いわゆる華やかな雰囲気ではない。けれど、宿泊料も比較的安上がりに済ませることができるようだ。
ちなみに僕の場合は、航空券がANAの直行便で往復20万円ほど、ポルト ド ヴェルサイユまでトラムで10分くらいで着くイビス・バジェット・ポルト・ドルレアン(★★)が6泊で11万円ちょっとかかった(個人旅行のついでなので、長めに滞在した)。
1日22ユーロ(4000円超!)×2日分プラスαの入場料やら、外食すると10数ユーロをくだらない食事なども含めて、円の弱さがコスト高につながってしまったことは確か。それでも、ここ数年のクルマ関連イベントとしては、ひときわ価値ある体験だった。

