プジョーのスポーツイメージを艶やかに誇る「純白のGTi」
ルノーの「ガレージ」ほどではないものの、約600平方メートルを占めるプジョーブースの主役は、2025年6月に発表されたばかりの「E-208 GTi」だ。フランス国内では初めてとなる、「純白」仕様がお披露目された。もちろん私も、実車を目にするのは初めて。実は自分史上、初めてのEV候補の1台だったりするもんだから、知的ではなく私的好奇心全開になっていた。

初代プジョー205 GTiを象徴する白いカラーで発表された。そこかしこに配された赤の差し色が、よりよく目立っている。

シンプルなのにマッシブなフォルム。初代をオマージュしたホイールのデザインなど、細部にこだわりを見せる。
真っ赤な仕様を写真でしか見たことがなかったのだけれど、純白仕様ではヘッドランプやホイールアーチなど、細部に配された差し色としての赤がくっきりと浮かび上がってよりシャープかつスポーティに見える。全体的に業種区間のある、プジョーらしいまとまり感だ。
フレンチEVというと、ルノーがサンクやキャトル、トゥインゴといった「昔の名前で出ています」シリーズについて、形まで当時をオマージュする手法で注目を浴びている。一方で「GTi」は現行の208デザインを受け継ぎつつ、上級感を引き上げる戦略を選んだ。
コンパクトなボディながらパリの街中でもひときわ強い存在感を放つ208だけに、さりげなくワイド感を増したE-208 GTiもまた人気者となることは間違いない。それはもちろん、東京港区の街角でも変わらない。
ちなみにプジョーブースの展示テーマは、2026年に待望される復活の時に向けた、初代からの「GTiユニバース」だ。熱狂的な愛好家が集うプジョーGTiクラブの協力を得て、多彩なGTiのメモリアルモデルたちが並べられた。オリジナルの1.6Lモデルから1.9、コンバーチブル(CTi)、Dimma仕様など、「ちょいふる」好きにはたまらないラインナップが揃う。

オリジナルの205 GTiは、さまざまなバージョンが展示されていた。写真右は初代の「1.6」で、105psを発生。ほかに115ps、130psの仕様も並ぶ。
ガレージセールの方にもそこそこコンディションが良い205 GTiはあったけれど、さすがに本家のブースに展示されている方は新車然としている。E-208 GTiはもちろん魅力的だが、やっぱりオリジナルGTiはカッコよし。
