展示フロアひとつ分を観ただけで、規模の大きさと多彩なテーマ性に驚かされた「レトロモビル2026」。失われるべきでないヘリテージと、たゆまぬ革新との間をつなぐかのような多彩な「温故知新」が、そこにはあった。今回はフレンチブランドのコンストラクターエリアを中心に、メーカー出展の見どころをお伝えしよう。

900平方メートルを超える広大なブースに6世代のドラマを演出

「plus beau garage éphémère du monde ~世界一美しい、至高のポップアップ・ガレージ~」と称される「RETRO MOBILE(レトロモビル)」だが、けっして復刻した名車たちを通して過去の栄光を振り返るだけのイベントではない。

画像: 初代と3代目を引きに、最新のプレリュードを展示していたホンダブース。別エリアで二輪の展示も。

初代と3代目を引きに、最新のプレリュードを展示していたホンダブース。別エリアで二輪の展示も。

画像: ホール7.2のマツダブース、主役は787だったけれど、こちらの初代RX-7がひときわ美しく、目を惹いていた。

ホール7.2のマツダブース、主役は787だったけれど、こちらの初代RX-7がひときわ美しく、目を惹いていた。

パリ・エキスポルト・ド・ヴェルサイユでもっとも広いパビリオン7の、それぞれがとんでもなく広い3つあるフロアのひとつ・・・ホール7.2の多くを占めていたのは、自動車メーカーがそれぞれに趣向を凝らした「変わらず現代に受け継がれたコミットメント」の表明だった。

日本からはマツダとホンダが出品している。一方がル・マン24時間レース優勝車「MAZDA 787」を中心にロータリーエンジン搭載車をアピール、もう一方は初代、三代目プレリュードを並べて最新モデルへの魅力を導く趣向だ。

とはいえ主役はやっぱりフレンチブランド。とりわけルノーとプジョーのブースは、圧倒的な華やかさで魅せてくれた。

画像: 2代目をベースとするワンメイクレースカーとして1998年にデビュー。そのロードバージョンが2000年に「クリオ V6」として市販化、2005年まで生産された。後席のスペースに3L V6の自然吸気ユニットを搭載(最高出力230ps/最大トルク30.6kgm)に6速MTを組み合わせ、230km/h超の最高速度を誇った。

2代目をベースとするワンメイクレースカーとして1998年にデビュー。そのロードバージョンが2000年に「クリオ V6」として市販化、2005年まで生産された。後席のスペースに3L V6の自然吸気ユニットを搭載(最高出力230ps/最大トルク30.6kgm)に6速MTを組み合わせ、230km/h超の最高速度を誇った。

画像: 新型クリオ フルハイブリッドE-Techが、「物語」の集大成としてブース中央に。160psを発生するフルハイブリッドシステムや、Googleを統合したOpenR Linkなど、最新のルノーのテクノロジーがふんだんに盛り込まれている。

新型クリオ フルハイブリッドE-Techが、「物語」の集大成としてブース中央に。160psを発生するフルハイブリッドシステムや、Googleを統合したOpenR Linkなど、最新のルノーのテクノロジーがふんだんに盛り込まれている。

ルノーはヘリテージモデルのメンテナンス、修理、レストアに特化した専門家集団のネットワークとして、最高の状態でルノー車の魅力を再現してくれる「オリジナルズ・ルノー・ガレージ」を2025年2月に立ち上げた。今回のブースではその名を冠して、原点と現点の融合を図っていた。

900平方メートルを超える広大なスペースに、同社を象徴するアイコン的存在「クリオ」の進化を一望できる回顧展示「Cliorama(クリオラマ)」を構築。6つの世代の変遷を、コンペティション、ノベルティ、スポーツ、サーガ、ラグジュアリーの5つのテーマで読み解く。

ステージの中心は、最新のクリオ フルハイブリッドE-Tech(2025年型)だったけれど、それに寄り添うように並べられた2000年型クリオV6が、ひときわ艶やかな存在感を放っているのが印象的だった。

もう1台、ピックアップするなら「バック・トゥ・ザ・ガレージ」エリアに展示されていた、ビッカビカの1968年型ドーフィン・ゴルディーニを推す。もちろんこちらは「オリジナルズ・ルノー・ガレージ」の手になるフルレストア車だ。

画像: 900平方メートルを超える広大なブースに6世代のドラマを演出

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