2025年2月12日(現地時間)、WRC世界ラリー選手権第2戦ラリー・スウェーデンが開幕する。ラリーは真冬のスウェーデンの森林地帯を舞台に行われ、ステージは完全に雪で覆われたスノーコンディションとなる。2月12日夕刻にスウェーデン北部の街ウーメオーをスタート、2月15日、再びウーメオーに戻りフィニッシュを迎える。

氷と雪で覆われた超高速で駆け抜ける特異なイベント

ラリー・スウェーデンはシーズン唯一の「完全に雪で覆われたスノーコンディション」という特異なイベント。ドライバーの腕や経験、得意不得意が結果に影響する。

森林地帯の未舗装路は氷と雪で覆われているが、金属製のスタッド(=スパイク)が打ち込まれた雪道専用の「スタッドタイヤ」により、ラリーカーは非常に高いグリップを得て走行できるため、WRC全戦の中でも超高速イベントとなる。なかでも、コーナーアウト側の高い雪壁にクルマを軽く当てながら走行するシーンは迫力満点だ。

ラリー・スウェーデンは安定したスノーコンディションを求め、2022年に北部最大の都市「ウーメオー」にホストタウンを移動。2026年もウーメオーにサービスパークが設けられる。首都ストックホルムの約600km北にあるウーメオーは北極圏に近く、ステージは理想的なウインターコンディションとなる。

ただし、そのコンディションの微妙な変化によって勝敗が大きく左右されるのも事実。出走順の早いチームは、路面が氷点下の気温によりしっかり凍結しているなら順位を上げていけるが、新雪に覆われていたら雪を掃き飛ばしながら走らなければならず、不利となる。

画像: ラリー・スウェーデンのスペシャルステージ。雪と氷に覆われた未舗装路を超高速で駆け抜ける特殊なイベントで、ドライバーの腕や経験が勝敗を分ける。

ラリー・スウェーデンのスペシャルステージ。雪と氷に覆われた未舗装路を超高速で駆け抜ける特殊なイベントで、ドライバーの腕や経験が勝敗を分ける。

画像: ラリー・スウェーデンでは金属製のスタッド(=スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用の「スタッドタイヤ」が使われる。

ラリー・スウェーデンでは金属製のスタッド(=スパイク)が埋め込まれた特殊な雪道専用の「スタッドタイヤ」が使われる。

ラリーは12日木曜日の午前中にシェイクダウンが行われ、夜7時過ぎからウーメオーの市街地近くで全長10.23kmのSS1「ウーメオー1」で競技がスタート。森林地帯の雪道での本格的な戦いは翌13日金曜日の朝に始まり、デイ2としてウーメオーの北側エリアで3本のステージを各2回走行。この日のステージ合計距離は104.42kmとなる。

14日土曜日のデイ3も同様で、ウーメオーの西側の3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。最終日となる15日日曜日のデイ4は、ウーメオーの北東で「ベステルビーク」のステージをSS16、SS17として2回走行。最終ステージのSS18「ウーメオー2」は木曜日のSS1の再走となり、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

ステージはトータル18本で合計300.66km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1069.44kmが予定されている。

画像: ラリー・スウェーデンのステージマップ。ラリーはスウェーデン北部最大の都市であるウーメオーを起点に行われる。

ラリー・スウェーデンのステージマップ。ラリーはスウェーデン北部最大の都市であるウーメオーを起点に行われる。

This article is a sponsored article by
''.