33 ストラダーレをインスパイアしたフロントマスク
トナーレは、アルファロメオ ブランドのミドルサイズSUVだ。初代となる現行型が2022年に発表(日本仕様は2023年に発売)された。トナーレ(TONALE)という車名は、兄貴分のステルヴィオ(STELVIO)と同様、アルプスを臨む峠から命名されている。

発表会場では、2台のトナーレ ヴェローチェを展示。写真のボディカラーは、モンツァ グリーン。
今回のマイナーチェンジでは、フロントデザインが大きく変わった。ブランドを象徴する「スクデット(盾形グリル)」は、2023年に世界33台限定で発売した「33 ストラダーレ(Stradale)」にも通じるクラシックな造形を現代的にアレンジし、より立体感と存在感のあるボーダーライン模様のデザインへと生まれ変わった。
また、「トライローブ(三つ葉)」と呼ばれるフロントグリルのデザインも、一段と水平ラインを強調した新しい造形として、視覚的な安定感が増し、力強いフロントフェイスを生み出した。バンパーは面積を拡大し、端部にかけて角度を持たせた造形として、より筋肉質な印象をもたらしている。
スクデット横には、アゾレ(Asole)と呼ばれる4つの小さな開口部を初採用。これはエアインテークとして機能し、ボンネット内への吸気や空力性能の向上に貢献するとともに、1930年代にモータースポーツ界で活躍したGPカー「P3」に通じる意匠として、スポーティな印象を際立たせている。

フロントデザインは、従来型からかなり変更された(写真は欧州仕様)。
さらに、バンパーのエアインテークも拡大してラジエターの冷却効率を向上。ボンネット内に滞留しやすい空気をフロントのホイールハウスからボディサイドへ効率的に流すことで、乱流や風切り音の低減に寄与している。
上級グレードの「ヴェローチェ」では、33 ストラダーレから着想を得た三つ葉をモチーフにしたデザインのホイールも採用している。
