コンフォートクワイエットパッケージ
ふたつめは室内に伝わる様々なノイズを防ぎ、快適性をアップさせるというもの。同時に、オーディオの音質が向上する効果も見込めるため、室内空間でのくつろぎも向上させてくれる。具体的な施工方法は、ボディパネルの要所に制振材を装着し、内装との間のライニング部分などに吸音材を仕込むという。
この施工により、路面からのロードノイズや、走行時の風切り音、そして雨の際にルーフを叩く水滴の音などを軽減させる効果がある。制振材は微細な振動を抑えてくれるダンパー的な役割の材質で、吸音材はその名の通り音を吸収してくれる材質。ともに市販されているものから吟味して採用されたものだが、ポイントはその用い方にある。

コンフォートクワイエットパッケージに採用されている吸音材。
特に制振材はその材質の重量で振動を抑え込むという特性から、どうしても重量が増してしまうというデメリットと背中合わせだが、このパッケージを開発するにあたり、振動のシミュレーション解析をおこない、使用量を最小限に抑えることに成功している。実際、対象車種のVN系レヴォーグで、吸音材と合わせて5.5kgの増加に留めているという。
施工費用は部品代込で7万3000円となっていて、ディーラーの状況次第では日帰りも可能というのは嬉しい点だ。

施工箇所は表からでは見ることができないが、その効果は乗れば体感できるという。
ダイナミックモーションパッケージ
いかにもSUBARUらしい走りへのこだわりから生まれたもので、足まわりにモディファイを加えることで、一段階上の走行感覚が得られるようにするというもの。VN系レヴォーグの標準車で、WRX S4並のハンドリングに仕立てられる内容となっている。
こちらの施工内容は以下のとおり。
1、フロントサスペンションのロアアーム先端のゴムブッシュをピロボール(+ゴム)に変更
2、タイロッドエンドを湾曲タイプに変更
3、ステアリング系に影響する箇所の締結トルクを最適化

VN型レヴォーグのハンドリングがWRX S4に迫るフィーリングになる。
「1」はタイヤ&ホイールを支えるハブ部分を支持するロアアーム先端のブッシュを、純正のゴムブッシュから、WRX S4に採用されているピロボール封入タイプに交換し、よりダイレクトなステアリングインフォメーションが得られるようにするというもの。
「2」は、一部が湾曲した形状のタイロッドエンド(レガシィアウトバックなどに採用)に交換することで、路面からの振動をいなして、操作に必要な情報と力加減のみを伝えるようにするというもの。
「3」は、サスペンションアームやメンバーなどのステアリング系に影響する箇所を中心に締結ボルトの締め付けをやり直し、経年でのゆがみを解放しつつ、許容トルクの上限付近で締め直して締結剛性を強化するというもの。
ちなみに、フロントに施工するとリアが柔く感じてしまうようになるため、リアにも行い、バランスを取っているとのこと。施工費用は部品代込で13万2000円。施工には手間が掛かるため、やや高額になっているが、パッケージの効果をしっかり発揮させるために四輪ホイールアライメントも含まれているとのことなので、お得と感じる人もいるだろう。このパッケージも日帰り施工が可能な内容となっている。

ダイナミックモーションパッケージのフロントロアアームのピロボールブッシュ。
