予選2番手からスタートの8号車トヨタがレース中盤で首位浮上
ニューマシン「TR010ハイブリッド」を投入したトヨタが見事なピットワークを見せ、ハイブリッドカーによるWEC参戦100戦目となるイモラ6時間で、WEC通算50回目となる記念すべき勝利を飾った。
F1史上最年少ポイントリーダーとして注目されるキミ・アントネッリ(メルセデス)のフラッグで始まったレースは、51号車フェラーリ499Pがポールポジションから好ダッシュを見せて、最初の2時間をリードしていく。
予選2番手の8号車トヨタはレース序盤51号車フェラーリを追う展開となっていたが、2回目のルーティンピットで51号車フェラーリを逆転してトップに浮上。このあとレース中盤は、8号車トヨタがトップの座を守って後半戦に突入する。

予選2番手からスタートした8号車トヨタは、レース中盤に首位に浮上。順調にラップを重ねていく。
チームメイト7号車トヨタのアシストで8号車が勝利を確定
一方、6番手スタートだった7号車トヨタも、じわりじわりと順位を上げ、スタートから3時間半後に行われた4回目のピットイン後には8号車トヨタと51号車フェラーリに次ぐ3番手に浮上していた。
7号車トヨタはさらに5時間目のピットストップでタイヤを替えず、同じタイミングでミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えた51号車フェラーリをパスして、トヨタが1-2体勢を築くことに成功した。
レース終盤は、8号車トヨタ、7号車トヨタ、51号車フェラーリの優勝争いとなるが、ここからトヨタの戦略が大きなポイントとなっていく。
地元での優勝を目指してペースを上げる51号車フェラーリ、その猛攻を凌ぐ7号車トヨタの2番手争い。その戦いは激しさを増していったが、その間に8号車トヨタはリードを拡大することに成功し、最後のピットストップ前に、8号車トヨタと2番手7号車トヨタのギャップは11秒にまで拡がっていた。
8号車トヨタはトップのままフィニッシュ。トヨタ100戦目のハイブリッドカーによるWECレースで、通算50回目となる勝利を決めるチェッカーを受けた。8号車トヨタは最後のピットで51号車フェラーリにかわされて3位となったが、トヨタはニューマシンで1位、3位フィニッシュという好結果をマークした。
50号車フェラーリはレース序盤にドライブスルーペナルティを受けて6位でフィニッシュ。このレースがデビュー戦となったジェネシスは、17号車がトップから2周遅れの15位、19号車も総合29位で完走を果たしている。

ニューマシンのデビュー戦を優勝で飾った8号車トヨタ。ハイブリッドカーによるWEC100戦目のレースで、通算50回目となる勝利を決めた。

WEC世界耐久選手権開幕戦イモラ6時間を制した8号車トヨタTR010ハイブリッド(左からブレンドン・ハートレー/セバスチャン・ブエミ/平川亮)。
次戦、WEC第2戦は5月7日〜9日、ベルギー・スパ-フランコルシャンサーキットで「スパ-フランコルシャン6時間」が行われる。決勝レースは現地土曜日9日にスタートする。
2026年WEC世界耐久選手権第1戦イモラ6時間 決勝
1位 8 トヨタTR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮) 213周
2位 51 フェラーリ 499P(グイディ/カラド/ジョビナッツィ)+13.352s
3位 7 トヨタTR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/デ・フリース)+41.187s
4位 35 アルピーヌA424(ダ・コスタ/ミレッシ/ハプスブルク)+59.385s
5位 20 BMW MハイブリッドV8(ラスト/フラインス)+1:00.543s
6位 50 フェラーリ 499P(フォコ/モリーナ/ニールセン)+1:00.901s
2026年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(第1戦終了時)
1位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ)25
2位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(フェラーリ)19
3位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(トヨタ)15
4位 ダ・コスタ/ミレッシ/ハプスブルク(アルピーヌ)12
5位 ラスト/フラインス(BMW)10
6位 フォコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ)8
2026年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(第1戦終了時)
1位 トヨタ 40
2位 フェラーリ 27
3位 BMW 16
4位 アルピーヌ 13
5位 キャデラック 4
6位 アストンマーティン 2




