2026年5月3日(現地時間)、F1世界選手権第4戦マイアミGPが米国フロリダ州マイマミガーデンズのマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催され、メルセデスのキミ・アントネッリが優勝。2位にマクラーレンのランド・ノリス、3位にもマクラーレンのオスカー・ピアストリが入った。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが15位、ランス・ストロール17位、周回遅れながら2台揃って完走を果たした。

ノリスとアントネッリの一騎討ちの展開に

中東情勢によって5週間のインターバルを置いての開催となったマイアミGP。前日のスプリントではノリスが“ストップ・ザ・メルセデス”を達成したが、レースではまたしてもポールポジションのアントネッリが19歳とは思えない冷静な戦いを見せた。

当初予定されていたスタート時刻に悪天候が予想されたため、開始時間が3時間前倒しされた決勝スタートで主導権を握ったのは、予想どおりフェラーリのシャルル・ルクレールだった。

3番グリッドからのスタートだったルクレールだが、アントネッリがコースオフ、2番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が360度スピンを喫したのを尻目に見事に首位を奪う。

そこからの序盤はルクレール、アントネッリ、ノリスの戦いとなり、6周目にノリスがアントネッリを抜いたところで後続の同時多発クラッシュによりセーフティカーが出動。再開後の13周目にノリスが首位に立ち、翌周にはアントネッリもルクレールをパス。ここから優勝争いは、ふたりの一騎討ちの様相となる。

画像: レースはスタート直後から激しい展開となり、オープニングラップからオーバーテイクが続出。

レースはスタート直後から激しい展開となり、オープニングラップからオーバーテイクが続出。

先にタイヤ交換を行ったアントネッリが逆転

明暗を分けたのはタイヤ交換だった。27周目、まず2番手のアントネッリがピットインしてミディアムタイヤからハードに交換、ノリスも反応して翌周にピットインするが、コース復帰時にアントネッリに出し抜かれてしまう。

見事にアンダーカットを成功させたアントネッリは、ハードタイヤで磐石の走りを披露。後方からのノリスのプレッシャーをものともせず、落ち着いて1秒前後のタイム差をキープし続ける。結局、ノリスは一度もオーバーテイクを仕掛けることができず、最後は差を広げられてのフィニッシュとなった。

結果的に史上初となる初優勝からの3戦連続ポール・トゥ・フィニッシュとなったアントネッリは「昨日よりスタートはマシだったけど、ロックアップしてしまった。その後エネルギーマネージメントをミスしてランド(ノリス)にも抜かれてしまった。だけど、アンダーカットで逆転できてそこからがよかった」と笑顔。

一方、敗れたノリスは「今日は勝てるレースだったけど、アンダーカットにやられた。あそこは僕らが先にピットに入るべきだったね。後半はミスしやすいコースだからチャンスを伺っていたけど、キミはまったく乱れなかったね」と脱帽するしかなかった。

これでドライバーズ選手権でアントネッリは100点の大台に早くも到達。チームメイトのジョージ・ラッセルに20点の差をつけランキング首位をキープしている。

画像: アントネッリとノリスの戦いはタイヤ交換のタイミングで逆転、トップに立ったアントネッリがノリスを抑えてフィニッシュした。

アントネッリとノリスの戦いはタイヤ交換のタイミングで逆転、トップに立ったアントネッリがノリスを抑えてフィニッシュした。

画像: マイアミGP決勝のタイヤ戦略。ハジャーを除く全車がミディアムタイヤでスタート。6周目のセーフティカーでわずかに動きがあったものの、戦略面では非常に分かりやすいレースとなった。

マイアミGP決勝のタイヤ戦略。ハジャーを除く全車がミディアムタイヤでスタート。6周目のセーフティカーでわずかに動きがあったものの、戦略面では非常に分かりやすいレースとなった。

次戦F1第5戦カナダGPは、5月22日、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブ・サーキットで開幕、決勝は5月24日に行われる。(文:新村いつき)

2026年F1第4戦マイアミGP決勝 リザルト

2026年F1第4戦マイアミGP決勝 結果

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)57周[25]
2位 1 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.264s[18]
3位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+27.092s[15]
4位 63 G.ラッセル(メルセデス))+43.051s[12]
5位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)+43.949s[10]
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+44.245s[8]
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ) +53.753s[6]
8位 43 F.コラピント(アルピーヌ・メルセデス)+61.871s[4]
9位 55 C.サインツ(ウイリアムズ・メルセデス)+72.072s[2]
10位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス))+90.972s[1]
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15位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+1周
17位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)+1周
※[ ]内は獲得ポイント

2026年F1第4戦マイアミGPスプリント 結果  

1位 1 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)19周[8]
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+3.765s[7]
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +6.251s[6]
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+12.951s[5]
5位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)+13.639s[4]
6位 12 K.アントネッリ(メルセデス) +13.777s[3]
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+21.665s[2]
8位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・メルセデス)+30.525s[1]
────────────
15位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)+76.067s
17位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)+77.626s
※[ ]=獲得ポイント

2026年F1ドライバーズランキング(第4戦終了時)

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)100
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)80
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)63
4位 1 L.ノリス(マクラーレン)51
5位 44 L.ハミルトン(フェラーリ) 49
6位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)43
7位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)26
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14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)0
18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)

2026年F1コンストラクターズランキング(第4戦終了時)

1位 メルセデス 180
2位 フェラーリ 112
3位 マクラーレン 94
4位 レッドブル 30
5位 アルピーヌ 21
6位 ハース 18

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