2026年6月5日、 F1第6戦モナコGPがモンテカ-ルロの市街地サーキットで開幕する。今シーズンは開幕からメルセデスが5連勝を記録しているが、モナコ公国の市街地を縫うように走るコースは狭く、通常のサーキットとはまったく性格が異なり、これまで速かったチームが必ずしも速いとは限らず、波乱も予想される。

前戦カナダGPでついに勃発したメルセデスのチーム内バトル

今年のモナコGPの主役となると予想されるのは、開幕から5連勝中のメルセデス。なかでも、現在4連勝中のキミ・アントネッリがどんなレースを見せてくれるのかに注目が集まっている。

ポールポジションを獲得するのはアントネッリなのか、チームメイトのジョージ・ラッセルなのか。前戦カナダGPではこれまで平穏と思われていたチーム内に亀裂が入りそうなほどの激しいバトルを繰り広げたふたり、ここでどんな戦いが展開されるのか、ここが最大の注目点だろう。

もちろんフェラーリやマクラーレン、レッドブルもメルセデス勢の戦いを黙って見ているわけではない。予選でいいポジションを獲得できれば、決勝で先行する可能性も高くなる。

今季のメルセデスはスタートで後退するケースが見られるだけに、予選と決勝スタートが大きなポイントなるだろう。

画像: 開幕から5連勝中のメルセデス。ふたりのドライバーの関係も良く、絶好の組み合わせと言われていたが、アントネッリの急成長でチーム内に不協和音が出始めた。

開幕から5連勝中のメルセデス。ふたりのドライバーの関係も良く、絶好の組み合わせと言われていたが、アントネッリの急成長でチーム内に不協和音が出始めた。

2026年F1ドライバーズランキング(第5戦終了時)

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)131
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)88
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)75
4位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)72
5位 1 L.ノリス(マクラーレン)58
6位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)48
7位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)43
────────────
14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)0
18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)0

2026年F1コンストラクターズランキング(第5戦終了時)

1位 メルセデス 219
2位 フェラーリ 147
3位 マクラーレン 106
4位 レッドブル 57
5位 アルピーヌ 35
6位 レーシングブルズ 21

昨年はノリスがポールトゥフィニッシュでモナコ初制覇

昨年2025年のモナコGPでは試験的に2回のピットストップが義務づけられ、エキサイティングな展開になることが期待されたが、ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)が冷静にペースをコントロール。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が赤旗(フリーでタイヤ交換できる)を狙って1回のピットストップを残してレース終盤まで首位に居座るなど、各チームがさまざまな戦略をとって逆転を狙うなかでも、ノリスは冷静だった。終わってみれば、ノリスがポールトゥフィニッシュで完勝。結局1位から4位は予選順位のままだった。

画像: 昨年2025年のモナコGPでは、異例の3セットのタイヤ使用義務づけをものともせず、ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)が優勝。最速ラップも記録してハットトリックを達成した。

昨年2025年のモナコGPでは、異例の3セットのタイヤ使用義務づけをものともせず、ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)が優勝。最速ラップも記録してハットトリックを達成した。

画像: 昨年2025年モナコGPのタイヤ戦略。4位でフィニッシュしたフェルスタッペンは、セットのタイヤ使用が義務づけられる中、ミディアムタイヤでの2回目のスティントを可能な限り長く(49周)走って残り2周までトップを走っていたものの、もう1回のピットインを余儀なくされて後退。もしレース終盤に赤旗が出ていれば、フェルスタッペンの優勝もあった。

昨年2025年モナコGPのタイヤ戦略。4位でフィニッシュしたフェルスタッペンは、セットのタイヤ使用が義務づけられる中、ミディアムタイヤでの2回目のスティントを可能な限り長く(49周)走って残り2周までトップを走っていたものの、もう1回のピットインを余儀なくされて後退。もしレース終盤に赤旗が出ていれば、フェルスタッペンの優勝もあった。

【参考】2025年F1第8戦モナコGP決勝 結果

1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 78周
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+3.131s
3位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+3.658s
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+20.572s
5位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+51.387s
6位 15 I.ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+1周
7位 31 E.オコン(ハース・フェラース)+1周
8位 30 L.ローソン(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+1周
9位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+2周
10位 55 C.サインツ(ウイリアムズ・メルセデス)+2周
────────────
17位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+2周
ファステストラップ 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)

タイヤを供給するピレリは「モナコGPには最もソフトなタイヤレンジ、ソフト=C5、ミッディアム=C4、ハード=C3を供給します。トラックはグリップが少なく、可能な限り高いグリップを提供する必要があるからです。今年は、ターン19からターン1の区間、ターン7からトンネル入口までの区間、さらにピットレーンの入口と出口が再舗装され、グレイニングが発生する可能性はあるものの、市街地コースではタイヤにかかる負荷の大半がトラクション由来であるため、その影響は限定的と見られています。昨年は最低2回のピットストップが義務付けられましたが、今年は従来のフォーマットに戻されたため、レース戦略は1ストップが基本となるでしょう」と分析している。

画像: 今年のモナコGPを前にピレリが公表した分析データ。セッションが進むにつれ、ラバーがのってくるが、毎日セッション終了後にコースは開放されるので、レーシングラインにゴムが残りにくいのもモナコの特徴。

今年のモナコGPを前にピレリが公表した分析データ。セッションが進むにつれ、ラバーがのってくるが、毎日セッション終了後にコースは開放されるので、レーシングラインにゴムが残りにくいのもモナコの特徴。

さて2026年のモナコGPはどんなレースとなるのか。第6戦モナコGPは6月5日13時30分(日本時間20時30分)から始まるフリー走行で開幕、決勝は6月7日15時(日本時間22時)にスタートする。

2026年F1第6戦モナコGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:6月5日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
フリー走行2回目:6月5日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:6月6日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:6月6日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(78周):6月7日15時〜(日本時間22時〜)

This article is a sponsored article by
''.