2026年6月3日、日産自動車(以下、日産)は米国で生産しているSUV「ムラーノ」を日本市場に導入して注文受付を開始した。

米国製乗用車の認定制度を活用して日本に導入

ムラーノは米国テネシー州のスマーナ工場で生産されている、日産のミドルサイズクロスオーバーSUVだ。初代は2002年に発表され、日本でも2004年から発売されて人気を集め、2008年に発表された2代目も2015年まで販売されたのだが、3代目以降は海外生産モデルへと移行していた。今回、日本導入が決定した現行型は2025年に発表された4代目となる。

日産では、アメリカの対日貿易赤字削減への貢献姿勢を示すために2026年2月に国土交通省が創設した米国製乗用車の認定制度を活用し、このムラーノを日本市場へ導入することになった。

画像: 装備などの一部は米国仕様のままなので、購入を検討している人はその点を理解する必要がある。

装備などの一部は米国仕様のままなので、購入を検討している人はその点を理解する必要がある。

全長4.9m×全幅約2mというミッドサイズとしては堂々たる体躯で、ワイドで存在感のあるクーペSUVのプロポーションは、歴代のムラーノが踏襲してきたものだ。薄型のLEDヘッドライトや左右に広がるテールランプ、20インチの大径アルミホイールなどが特徴的だ。

インテリアには、シンプルで洗練されたデザインの12.3インチ アドバンスドドライブアシストディスプレイと12.3インチ ディスプレイオーディオを標準装備。水平に2画面配置して、優れた操作性と視認性を確保している。たっぷりしたボディサイズゆえ、室内空間もラゲッジルームも十分に広い。

パワートレーンは2LのVC(可変圧縮比)ターボを日本初導入。245psの最高出力と352Nmの最大トルクを発生し、9速ATを介して四輪を駆動する。専用チューニングされた周波数感応型ダンパーと電動パワーステアリングも採用し、優れたハンドリングと乗り心地を実現している。

画像: 米国製乗用車の認定制度を活用して日本に導入するため、ハンドル位置は左のみとなる。

米国製乗用車の認定制度を活用して日本に導入するため、ハンドル位置は左のみとなる。

安全装備では、360度セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を標準装備し、「プロパイロット」には車体下の視界や前方左右の視覚を支援する「インテリジェント アラウンドビューモニター」なども搭載して安心感を高めている。

日本に導入されるムラーノは「SV」のモノグレードで、車両価格は796万4000円となっている。なお、装備やハンドル位置などは米国仕様のままなので、購入を検討している人はその点を理解する必要があるので注意して欲しい。

日産 ムラーノ SV 主要諸元

●全長×全幅×全高:4900×1980×1725mm
●ホイールベース:2825mm
●車両重量:1945kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1997cc
●最高出力:180kW(245ps)/5600rpm
●最大トルク:352Nm(35.9kgm)/4400rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・70L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:255/55R20
●車両価格(税込):796万4000円

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