モーターマガジン社が2026年6月2日に発行したムック本「GTメモリーズ16 A60系セリカ/セリカXX」の中から、一部を抜粋してお届けしよう。今回はMA61セリカXX 2800GTに搭載された5M-GEU型ユニットだ。2.8L直6 DOHCエンジンは、当時としては大排気量&最先端。最高出力170psでセリカXXを力強く引っ張った。

2.8L直6 DOHCで170psは、当時のカーマニアの憧れのエンジン

セリカXX 2800GTに搭載された5M-GEU型2.8L直6 DOHCエンジンは、5M-EU型SOHCエンジンをベースとして多球形燃焼室を持つアルミ製ヘッドを組み合わせている。ストロークアップで排気量は増えているが、トヨタ2000GTに搭載された3M型のベースとなったM型の血を受け継いだといえるだろう。ちなみに5M-EU型は1979年に登場したクラウンやマークIIに搭載されていた。

画像: セリカXX 2800GTに搭載されていた。1気筒あたり2バルブの直6DOHCという古典的な形式ではあるが、2.8Lという大排気量とロングストローク設計により、トルクフルな走りを可能とした。

セリカXX 2800GTに搭載されていた。1気筒あたり2バルブの直6DOHCという古典的な形式ではあるが、2.8Lという大排気量とロングストローク設計により、トルクフルな走りを可能とした。

5M-GEU型の初搭載は1981年2月に発売されたソアラ 2800GTで、それに次ぐかたちでセリカXXにも採用された。吸気側カムと排気側カムの中央にスパークプラグが配置され燃焼効率を高めているのはもちろんたが、さらに、スパークプラグと対向した部分に吸気された混合気に強い圧縮乱流を与え、燃焼をスピーディにするスキッシュエリアも設けられている。

正確な排気量は2759ccでボア×ストロークは83.0×85.0mmのロングストローク型となっている。1気筒あたりのバルブ数は、4バルブを期待したいところだったがコスト的な問題もあったのだろう、吸気1本+排気1本の2バルブだった。

画像: 直6DOHCで、どうしても長大な方向に行くが、120度刻みでピストンの力がクランクシャフトに伝わるスムーズさは大きな魅力だ。

直6DOHCで、どうしても長大な方向に行くが、120度刻みでピストンの力がクランクシャフトに伝わるスムーズさは大きな魅力だ。

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