「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年にパレットから車名も一新したスズキの軽自動車スーパーハイトワゴン「スペーシア」だ。

市場の声を反映した、他車にはない装備も良い

そんなママにうれしい機能は、ユーティリティ面にもたくさん設えられている。わかりやすいところでは、やはりポケットエリア。中でもボックスティッシュがきっちり入る、グローブボックス上段の専用のスペースは利便性が高い。次に引き出すティッシュが汚れないようにとフタまで付けられている。ここにオプションのユーティリティボックスを入れてフタ付きのゴミ箱にして、ボックスティッシュはオーバーヘッドコンソールにしまうという使い方もある。

後部座席まわりでは、引き出し式のリアウインドーに備えられたロールサンシェードが高ポイントだ。女性はもちろん、チャイルドシートに座らせた子供にも嬉しい装備となっている。さらに注目したい装備が、スマホ感覚で使えるナビ。画面を指でスライド、ピンチなどすれば操作できるので、直感的に操作しやすく、新しいモノ好きのママには絶対オススメだ。

画像: 要所にメッキパーツを使った上質なインパネ。内装色は明るさを演出すべくベージュを基調にしている。

要所にメッキパーツを使った上質なインパネ。内装色は明るさを演出すべくベージュを基調にしている。

そしてもちろん、「エネチャージ」や「エコクール」といった、スズキ独自の先進のエコシステムも備えている。走りや使い勝手の高さはもちろん、装備にも不満はないレベルにまとめられている。

ちなみに、これらの装備や工夫はすべて市場の声から生まれたとのこと。アンケート調査を繰り返し、そこで拾った声を真摯に盛り込んだという。本当の使いやすさを追求したスーパーハイトワゴン「スペーシア」誕生の裏には、そんな努力もあったのだ。

画像: フロントシートは乗降性が良い。また、適度なサポート力を備えており、運転中に身体がずれることもなく疲れにくい。

フロントシートは乗降性が良い。また、適度なサポート力を備えており、運転中に身体がずれることもなく疲れにくい。

スズキ スペーシア X<T> 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1735mm
●ホイールベース:2425mm
●車両重量:850kg<870>
●エンジン:直3 DOHC<同ターボ>
●総排気量:658cc
●最高出力:38kW(52ps)/6000rpm<47(64)/6000>
●最大トルク:63Nm(6.4kgm)/4000rpm<95(9.7)/3000>
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・27L
●JC08モード燃費:29.0km/L<26.0>
●タイヤサイズ:155/65R14
●当時の車両価格(税込):139万6500円<149万1000円>

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