まずはやっぱり、「光るスピーカー」が気になるワケで・・・
恒例となった「カロッツェリア新商品体験会」だが、そもそもカロッツェリアの原点が「良質な音の追求」にあることを、改めて実感することになった。

40周年記念の展示コーナー。手前のボックス型スピーカーが「TS-X60」だ。当時はまだカロッツェリアブランドが立ち上がっていなかったので、光るのは製品ロゴだった。
カロッツェリアブランド40周年を祝うコーナーの中央に並べられていたのが、1986年登場の第一弾、カーCDプレイヤー「CDX-2」とチューナーデッキ「KEX-900」の2DINコンビネーション。そのキャッチコピーは、「音の最前列、へ。」だ。
1993年には「理想の音は、光で語られる。」を謳う「カロッツェリアX」をリリース。流れを継承する形で、デジタル音源の時代に対応したカースピーカー、高性能DSP、タイムアライメント機能といった独自の音楽体験を追求。「原音の忠実な再生」を狙い、「5.1chサラウンド」や「Apple Carplay」などにもいち早く対応して、エンターテインメント領域での才能を磨いていった。

さすがにインパクトたっぷり。「見せるオーディオ」のハシりが、およそ30年ぶりに復活した。
中でも圧巻の存在感を見せていたのが、元祖光るボックススピーカー「TS-X60」だ。正確には「Lonesome Car-boy」時代の製品だが、1986年からはカロッツェリアブランドから、続々と同系の製品が登場している。ちなみにパイオニアが公開しているアーカイブスによれば、リアバックイルミネーションを謳った最後のボックススピーカーは、1996年に発売されたバスレフ式4ウェイスピーカーシステム「TS-X350 II」だったらしい。
つまり今回、当時のネーミングを生かしながら40周年のアニバーサリーモデルとして復活した「TS-X40」は、光るボックススピーカーとしてはおよそ30年ぶりの新製品ということになる。その実機を初めて目にすることができたが、想像以上に上質感が漂う作りに物欲を刺激された。
エッジのたったフォルムや、存在感を主張するブラックパネルで彩られた3つのスピーカーユニット、露出したネジなど、とことんレトロなデザインは、嗜好がアナログ寄りなおじさんの感性にささる。

バックイルミネーションが点灯していない時も、ハーフミラー処理された「carrozzeria」のロゴがしっかりリアウインドウから確認することができる。もちろん夜間、ブルーに発光すれば、その「主張」はさらにインパクトたっぷりになるに違いない。



