2026年7月17日(現地時間)、F1第10戦ベルギーGPがスパ・フランコルシャン・サーキットで開幕する。このサーキットは長いストレート、高速のコーナー、そしてシーズン中で最大の高低差を特長とするレイアウトから、技術的にもドライビングテクニックの面でも非常に難易度が高く、これに予測不能な要素が加わることで、毎年ドラマが生まれている。前戦イギリスGPから1週間のインターバルをおいて、各チームがこのグランプリに向けてどのようにマシンをアップデートしてくるかも注目される。ベルギーGPは今年、通常のレースフォーマットで行われる。

ドライバーの技量が問われる難攻不落のハイスピードコース

こうして迎えるベルギーGPの舞台となるのは、スパ-フランコルシャン・サーキット(Circuit de Spa-Francorchamps)。ベルギー・アルデンヌの森の中に作られたアップダウンの激しいハイスピードコースで、これまで数え切れないほどの名勝負やドラマを生み出し、F1グランプリの中でも特別な存在となっている。

コースは3つのセクションで構成され、「オー・ルージュ」から「ラディオン」へと続く超高速の第1セクション、テクニカルでツイスティな中速コーナーが連続する第2セクション、加速力と空力のバランスが求められる第3セクションと、各セクションは三者三様の特性を持つ。

このため、すべてのセクションで競争力のあるセッティングを見つけるのは困難な作業で、チームは理想的な妥協点を見つけることになる。実際、第1セクションと第3セクションで非常に速いマシンが、低速の第2セクションで苦戦したり、その逆になることも珍しくない。

こうなると重要となるのがドライバーの技量。高速セクション、ブラインドコーナー、大きな高低差、そして不安定な路面状況が組み合わさったこのコースは極めて過酷で、技術と集中力、そして勇気というレーシングドライバーに欠かせない三大要素が試される。

チャンピオン争いを繰り広げるアントネッリ、ラッセル、ハミルトン、ルクレール、ノリス、フェルスタッペンが、スパ-フランコルシャンでどんな走りを見せるか興味深い。

画像: スパ-フランコルシャンサーキットは、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森の中に位置する、アップダウンの激しい山岳コース。ドライバーからの人気も高い。

スパ-フランコルシャンサーキットは、ドイツとの国境に近いアルデンヌの森の中に位置する、アップダウンの激しい山岳コース。ドライバーからの人気も高い。

画像: スパ-フランコルシャンサーキットのコース図。鋭角的な1コーナー「ラ・ソース」、右に緩くカーブしながら高低差80mを一気に駆け上がる「オールージュ」、そのあとに続く「ケメルストレート」「レ・コンブ」、急激な下り坂の先にやってくる連続する左コーナー「プーオン」、最も標高が低い「スタブロ」など、有名なコーナーが散りばめられる。

スパ-フランコルシャンサーキットのコース図。鋭角的な1コーナー「ラ・ソース」、右に緩くカーブしながら高低差80mを一気に駆け上がる「オールージュ」、そのあとに続く「ケメルストレート」「レ・コンブ」、急激な下り坂の先にやってくる連続する左コーナー「プーオン」、最も標高が低い「スタブロ」など、有名なコーナーが散りばめられる。

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