ピレリの分析「気温が上がれば2ストップ戦略が有力」か
昨年2025年のベルギーGPは、ウエットコンディションとなり、セーフティカー先導でグリッドを離れたものの1周をまわり切らないうちに赤旗となる波乱の展開で始まった。
1時間半の中断を経て、再びセーフティカー先導でスタートしたレースは、ターン1の立ち上がりでポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)の加速がわずかに鈍り、チームメイトのオスカー・ピアストリがオーバーテイク。両車は僅差のまま3番手のルクレール以下を引き離し、優勝争いはマクラーレン同士による一騎討ちとなった。
ノリスは終盤での逆転を狙って、ピットでハードタイヤを選択して猛然と追い上げるも、ピアストリも冷静にペースをコントロール。チームメイトの接近を許さないままチェッカーフラッグとなった。

昨年のベルギーGPでは、オスカー・ピアストリが優勝、2位にはランド・ノリスが続き、マクラーレンが1-2フィニッシュ。マクラーレンはシーズン10勝目、通算55回目の1-2フィニッシュとなった。

昨年のベルギーGPのタイヤ戦略。上位勢は1ストップで走り切ったが、ミディアムタイヤの摩耗コントロールがカギとなり、終盤にパフォーマンスが落ちるマシンもあった。C1(ハード)はC3(ミディアム)に比べてペースは劣るものの、摩耗面ではより安定していた。マクラーレンがチームメイト同士でハードとミディアムに分けたことは驚きだった。
【参考】2025年F1第13戦ベルギーGP決勝 結果
1位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)44周[25]
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.415s[18]
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+20m185s[15]
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+21.731s[12]
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+34.863s[10]
6位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+39.926s[8]
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+40.679s[6]
8位 30 L.ローソン(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+52.033s[4]
9位 5 G.アルボレート(キックザウバー・フェラーリ)+56.434s[2]
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+72.714s[1]
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13位22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+75.395s
※[ ]=獲得ポイント
タイヤを供給するピレリは今回のベルギーGPについて、「C2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)の3種類のコンパウンドを選択しました。昨年は1ストップが勝利戦略となりましたが、6月末に開催されたスパ24時間レースでは路面温度が55度を超える場面もあり、もし同様の高温となれば、タイヤの熱によるデグラデーション(性能低下)が増加し、2ストップ戦略が有力になる可能性が高まるでしょう。決勝では、ラインアップ中で硬いC2(ハード)、C3(ミディアム)が主役になると予想されます。路面状況は直前にスパ24時間レースが行われたため、グリップレベルは高い状態からセッションが始まることになりそうです」とコメントしている。

ベルギーGP開幕に向けてピレリが公開した分析データ。
さて2026年の第10戦ベルギーGPはどんなレースとなるのか、7月17日13時30分(日本時間20時30分)に行われるフリー走行で開幕する。
■2026年F1第10戦ベルギーGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:7月17日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
フリー走行2回目:7月17日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:7月18日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:7月18日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(44周):7月19日15時〜(日本時間22時〜)



