アルファロメオ初のマイルドハイブリッド搭載車
数多くのブランドを抱えるステランティス グループでは、BEV化戦略からマルチエネルギー戦略へ方針を転換し、BEV(電気自動車)、MHEV(マイルドハイブリッド車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)を含むHEV(ハイブリッド車)、そしてICE(内燃機関=エンジン)車といった、さまざまなパワートレーンを共通のプラットフォームで生産することでコストを削減し、市場への柔軟な対応を図っている。
ここ日本市場においてはBEVよりもHEVの人気が高く、実際の販売台数も多いことから、最近はプジョー/シトロエン/DS/フィアット/アルファロメオ/ジープなどのコンパクトモデルを中心にHEVを数多くラインナップしている。

リアまわりはフロントほど変わってはいないが、エンブレムはモノクローム仕様に、「TONALE」バッジはダークカラーに変更された。
今回のトナーレは2023年に日本デビュー。日本仕様は1.5Lの直4ガソリンターボエンジン+48V MHEVで登場し、のちにPHEVも加わった。ちなみに、トナーレはアルファロメオ初のMHEVとなった。そんなトナーレが、日本デビューから3年を経てマイナーチェンジされた。最大の変更点は、フロントマスク。アルファロメオのアイデンティティである盾形グリルの「スクデット」は、世界33台限定のスポーツカー「33ストラダーレ」からインスパイアされた、立体感と存在感のあるボーダーライン模様(従来型はメッシュ風)となった。
グリルとバンパー両側のインテークによるトライローブ(三つ葉)風のデザインも水平ラインを強調した造形となり、バンパーの面積も拡大。さらにスクデット横に「アゾレ」と呼ばれる小さな開口部が4つ設けられるなど、基本デザインは大きく変わっていないものの、従来型と見比べると顔つきはかなり精悍になった。
フロントまわり以外は、全長が10mm短縮され、前後トレッドが左右4mずつ拡大されたが、フォルムは変わっていない。パワートレーンはPHEVがフェードアウトし、MHEVのみとなった。標準グレードの「スプリント」と上級グレードの「ヴェローチェ」が設定されるが、今回は後者に試乗してみた。
