「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年のフルモデルチェンジで車名も変わった、日産 NV350キャラバンだ。

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日産 NV350キャラバン(2012年:5代目フルモデルチェンジ)

日産の商用バン、キャラバンが5代目にフルモデルチェンジされ、車名も「NV350キャラバン」となった。NVとは「ニッサン バン」の略だという。そんなNV350キャラバン、取材の現場で実際に使えるクルマなのか、カメラマンの目線で試してみることにした。

画像: ステアリングホイールやドアノブなどにメッキパーツを配置した運転席まわりのデザインは乗用車に近い。

ステアリングホイールやドアノブなどにメッキパーツを配置した運転席まわりのデザインは乗用車に近い。

荷室はミドルサイズ ミニバンより広く、十分な容量がある。床面はフラットだし、2列目シート使用時でも、180cmの長い脚立も積めるし、倒せば3m級の長尺物も積める。これだけ広ければ、ロケで使う機材は余裕を持って積んで行ける。しかも、アウトドア用の組み立てベッドがそのまま置けるので、集合場所に早く着いた時など仮眠するのにも便利。足を伸ばして寝られるのもうれしい。

タイヤハウスの出っ張りは小さく、テールゲートの開口幅や開口高が広いところも便利だ。ただし、床面地上高が625mmもあるので、重い荷物を出し入れするは少し大変かもしれない。また、車内でパソコンを使うことを考えると、電源はリアシート側にもあると便利だ。

キャブオーバーなので運転席に乗り込むときはよじ登る感じで、降りるときには落ちる感じになるなのは、ちょっとツライところ。反面、視界が良いので運転時に先のほうまで見通せるので楽だ。また、普通の人には関係ないかもしれないが、リアサイドウインドーは両側とも一部分しか開かないので、並走撮影には使いにくい。

走りに関しては、空荷ではフロントヘビーで、乗り心地には不利だろうと思っていた。しかし空荷の状態で走ったところ、路面の良いところを走るぶんにはあまり問題なかった。軽くスラロームを試してみたが、揺り返しが少ないのがとても印象的。ステアリングの手応えもしっかりしていて、運転していて安心感がある。

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