2026年10月9日(ドイツ現地時間)、フォルクスワーゲン AGはミドルサイズの新しいオールラウンドの電動SUV「ID. ティグアン(Tiguan)」を発表。欧州では2027年初頭に発売を予定している。

文:Webモーターマガジン
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エクステリアは全面刷新。インテリアも上質な空間に

このID.ティグアンは、累計生産台数95万台を超えるID.4およびID.5の後継モデルとして登場した。ID.4は2020年に発売されたフォルクスワーゲン初のフル電動SUVで、ID.5はそのクーペ版として2022年に発売された。日本へはID.4のみが2022年から導入されている。今回、ID.4をビッグマイナーチェンジして名称を「ID. ティグアン」に変更し、ID.5はフェードアウトするようだ。

画像: カモフラージュが施されてテスト走行を行う、ID. ティグアン。

カモフラージュが施されてテスト走行を行う、ID. ティグアン。

エクステリアは全面刷新され、ID.4の柔らかな印象をもたらすクロスオーバー デザインから、力強く存在感のあるSUVデザインへ生まれ変わった。シャープなキャラクターラインと精密に造形されたボディパネルが、さらなる安定性と高い品質をもたらす。また、ID.4では電子スイッチ式だったドアハンドルはクラシックなプルタイプになった。

インテリアでは、10インチのドライバーディスプレイと15インチのインフォテインメントディスプレイを新しくし、12インチの助手席ディスプレイも備わった。これにより助手席のパッセンジャーはドライバーの注意をそらすことなく、インフォテインメントや情報、ゲームといった自分だけの世界に没入できる。

また、コクピットおよびインフォテインメント向けに新開発された「Retro(レトロ)」ディスプレイや、さらに質感の高い素材の採用により、ワンランク上のクラスを思わせる上質な室内空間を実現している。リアシートも大人3人で座るのに十分な広さを確保し、フロントには32Lの「フランク」、リアは最大534Lのラゲッジルームを備える。

画像: コクピットには3面のディスプレイが展開する。重要な機能には物理スイッチを採用している。

コクピットには3面のディスプレイが展開する。重要な機能には物理スイッチを採用している。

パワートレーンのラインナップは、以下のとおり。

●最高出力140kW(190ps)/バッテリー容量58kWhのRWD
●最高出力210kW(286ps)/バッテリー容量77kWhのRWD
●最高出力220kW(299ps)/バッテリー容量77kWhの4WD(4モーション)

最高出力とバッテリー容量によるが、WLTPモードの航続距離は最大600km。牽引能力は、58kWhモデルは最大1800kg、77kWhモデルは最大2000kgを実現している。

安全&快適装備は高レベルで充実しており、ワンペダルドライビングや高速道路での車線変更アシスト、赤信号での自動停止などを可能にする「コネクテッド トラベルアシスト」などを標準装備する。

今後数年間はフォルクスワーゲン ブランドにとってもっとも重要なBEVモデルのひとつとなる、ID.ティグアン。生産はドイツのエムデン工場で生産され、前述のように2027年初頭から欧州で正式発売の予定だが、すでにドイツでは先行販売が行われている。なお、エンジン車のティグアンも引き続き並行して販売される。現段階では、日本導入時期に関してはアナウンスされていない。

画像: このID. ティグアンとエンジン車のティグアンで、フォルクスワーゲンはヨーロッパで最も強力なSUVラインアップを形成する。

このID. ティグアンとエンジン車のティグアンで、フォルクスワーゲンはヨーロッパで最も強力なSUVラインアップを形成する。

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