「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2013年夏に日本導入されたフォード クーガの海外試乗レポートだ。
文: Webモーターマガジン編集部
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フォード クーガ(2013年:ニューモデル)
フォードのコンパクトSUV、クーガが2代目にフルモデルチェンジされた。今年(編集部註:2013年)4月に日本導入が開始された新型フォーカス同様、「ONE FORD」戦略のグローバルモデルだ。激戦区の輸入コンパクトSUVに、また魅力的なモデルが加わりそうだが、日本中を前にオーストラリアで開催された国際試乗会に参加してきた。
新型クーガを見て、まず最初に「エクステリアが洗練度を増したな」と感じさせられた。現行型から採用されている「キネティック」と呼ばれるフォードのデザインコンセプトの効果は大きい。躍動感を意味しているのだが、前述の日本に再導入された新型フォーカス同様かなり攻めたデザインで、なかなかカッコイイ。
スタイリングは現行型を踏襲しているが、105mm長く、20mm幅は狭く、10mm低くなり、日本では扱いやすそうだ。
スペースユーティリティのため現行型より全長は105mm長くなったが、全幅は20mm、全高は10mm、逆に減少している。これは空力改善による燃費向上が主な狙いだ。だが、狭い道の多い日本の街中で使うことを考えると、1840mmという車幅になったことは歓迎されるだろう。
また、いまやSUVといえどもエコ性能は重要なテーマ。現行型は直列5気筒の2.5Lターボエンジンが搭載されていたが、この新型では直列4気筒の1.6L直噴ターボにダウンサイジングされた。しかも組み合わされるATは5速から6速になったので、低速時の取り回しなどで力不足を感じることはないし、中高速域ではかなり元気が良い。

