高速域での安定感と乗り心地は大きく進化した
注目すべきは20%以上の燃費改善により、クーガが日本市場で他の欧州コンパクトSUVと渡り合える実力を身に付けたのは、高ポイントが付けられる。今回の試乗会では、日本での販売価格は発表されなかったが、かなりお買い得な値段となるはずだ。(編集部註:日本仕様は340万円〜385万円で2013年9月に発売)
プラットフォームを新型フォーカスと共用していることもあり、かなりのパーツがフォーカスからキャリーオーバーされている。インテリアはその最たるもので、SUVとしては珍しい包まれ感と同時に高級感のあるものだ。ウインカーのレバーは新型フォーカスと同じく右側に設置されたので、国産車から乗り換えても違和感は少ないだろう。
インテリアのデザインはフォーカスと似ている。日本仕様は安全&快適装備とも充実させるはずだ。
マイクロソフトと共同開発したSYNCシステムも標準装備しており、携帯電話やブルートゥース オーディオとリンクが可能で、ハンズフリーでの通話など、インターフェースも充実している。
今回、試乗の舞台となったのはオーストラリアのアデレード。広大な大地の路面はそれほど良くない。だが新型クーガは高速域での安定感と乗り心地が大きく進化していて、風切り音やロードノイズも低くなり、高速でもパッセンジャーと普通に会話が楽しめる。現行型も欧州テイストのアジリティのあるハンドリングだったが、新型はさらに中高速でのスムーズなロール感を植え付けられている。
また、トルクベクタリング機能がアンダーステアを抑制しスポーツドライビングも楽しい。AWD機構は、これまでのハルデックス社製から自社製に換えられ、50↔50の前後トルク配分を0↔100に変更。オフロードを含めた走行性能がワンランク以上アップしていた。
1.6Lの直4ターボにダウンサイジング。パワースペックは182ps/240Nmで、6速ATを介してフルタイムで4輪を駆動する。
フォード クーガ タイタニアム(日本仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4540×1840×1705mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1720kg
●エンジン:直4 DOHC+ターボ
●総排気量:1595cc
●最高出力:134kW(182ps)/5700rpm
●最大トルク:240Nm(24.5kgm)/1600-5000rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●JC08モード燃費:9.5km/L
●タイヤサイズ:235/50R18
●当時の車両価格(税込):385万円
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