トヨタのハイブリッド車の世界販売台数がついに1000万台を超えました。そこで今回はトヨタのハイブリッド車の生い立ちとその功績をサクッと振り返ります。
トヨタの発表によると、2017年1月末までにハイブリッド車(プラグインハイブリッド車を含む)の世界販売台数が1004万9000台に達しました。ちなみに、2016年4月末に900万台を突破しており、それからわずか約9カ月後に1000万台を突破したことになります。
トヨタは1995年の東京モーターショーで「プリウスコンセプト」を発表しました。これはトヨタが描く量産ハイブリッド車の姿を具現化したものでした。
それから約2年後の1997年に初代プリウスを発表。ここからトヨタの量産ハイブリッド車の歴史が始まり、約20年後の2017年2月15日にはトヨタのハイブリッド車の最新モデルの2代目プリウスPHVが登場しました。
そして、約20年間にトヨタのハイブリッド車は環境に良い影響も与えました。トヨタの試算では2017年1月末までに販売したハイブリッド車(コースターハイブリッドEV、クイックデリバリー200を除く)のCO2排出抑制効果は約7700万トン、ガソリン消費抑制量は約2900万kL(いずれも車両サイズおよび動力性能が同等クラスのガソリンエンジン車との比較)になるとしてます。
現在、トヨタブランドのPHVを含めた乗用ハイブリッド車の車種数は24車種、レクサスは発売が間近に迫ったLCも含めると9車種のハイブリッド車をそれぞれラインアップしています。
トヨタはハイブリッド技術を「21世紀の環境コア技術」と位置付けており、このことからもまだまだハイブリッド車の販売台数記録は伸びていくでしょう。