2月22日、欧州レクサスは3月7日から始まるジュネーブショーで世界初公開する新型LSのハイブリッドバーション「LS500h」の新たな情報と画像を公開した。
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10速AT車に匹敵するクイックなレスポンスも実現。単に燃費が良いだけではないようだ。
去る2月14日に続き新たに公表されたのは、その性能。新型LS500hには、LC500hと同じく新世代のマルチステージハイブリッドが採用されるが、なんと140km/hまでEV走行が可能だという。もちろん、基本的にはハイブリッド車なので、モーターだけで140km/hの長時間巡航が出来るわけではないはずだが、それにしてもそのダイナミック・パフォーマンスは相当高そうだ。マルチステージハイブリッドのシステム構成は、3.5リットルV6エンジンとTHSⅡハイブリッドシステムに4速有段ギア(AT)を組み合わせたものだが、前述のとおりモーターの効率はかなり高そう。ハイブリッドの常識を覆す運動性能と省燃費性能で、新たなフルサイズ・サルーン像を提案してくれるに違いない。
また今回公開された画像を見ると、4WD車に必須のトランスファーが見当たらない。現行LS600hは4WDだが、新型LS500hはオーソドックスな後輪駆動だと思われる。将来、4WD車が追加されるかどうかは不明だが、当面、新型LSシリーズは後輪駆動のみのラインアップとなりそうだ。3月7日のオートショー開幕までに、さらなる情報が明らかになるかも!?
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写真を見る限りトランスファーは見えない。つまり、LS500hは後輪駆動車となる可能性が高い。また新世代FR車用のGA-Lプラットフォームの採用で、完全なフロントミッドシップを実現している。