2017年3月18日、首都高速の横浜北線が開通する。これで首都高速・横羽線と第三京浜が繋がることになる。開通を前に、道路や安全施設などを見学することができた。
開通したら2度とは歩けない(?)高速の路面を歩けるのは感動モノ!
今回開通する横浜北線は、横羽線と大黒線の生麦ジャンクションから第三京浜の横浜港北ジャンクションまでの約8.2km。そのうち7割近い約5.9kmは横浜北トンネルとなっている。
生麦ジャンクション近く、今回新たに設置された岸谷生麦出入口から横浜北線に入り、まずは生麦ジャンクションへ。今回の開通により、生麦ジャンクションは横浜北線・横羽線(上り/下り)・大黒線の4方向に行き来できるようになる。
周辺は住宅地なので、騒音防止用のフェンスに覆われている部分が多いが、景色も眺められるよう透明なポリカーボネイト製を採用している部分もある。
路面は排水性の高い高機能舗装。開通したら二度と歩くことのできない路面を歩くことができるのは、ちょっと感動モノだ。
万が一の火災などに備え、防災設備も万全。
生麦ジャンクションから1kmほど高速上を歩いて、横浜北トンネルへ向かう。
このトンネルは横浜市内最長の道路トンネルとなる。それゆえ、万が一の際には利用者も使うであろう安全設備を見学した。
シールド工法で掘られたトンネルは断面が円形となるので道路下側の部分を避難通路にしている。避難通路へ降りるには普通の非常階段のほか、すべり台式の非常口も設置されている。
今後、横浜北線は横浜港北ジャンクションから東名高速の横浜青葉インターチェンジまで延伸し(横浜環状北西線)、東名高速とも繋がることになる。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでには開通を目指すという。
これからも進化を続ける、首都圏の道路ネットワークに注目していきたい。