東京・六本木の、とある店内に置かれていたクルマ。クルマ好きのボクでも、見るのは初めて。グリルはBMWみたいだが…。
ちょっとクラシカルで可愛らしいコンバーチブルだが…。
どう見ても1950年代くらいの、ちょっとクラシカルでコンパクトなコンバーチブル。その独特の可愛らしいスタイリングは、今まで見たことのないもの。
このクルマ、なんていうクルマ? どこの国のクルマ? 思わず店の中に入って、いろいろ聞いてしまった。
このクルマ、イタリアのフィアット製。
1950年代に生産された小型サルーンの1100(ミッレチェント)シリーズに設定されたコンバーチブルで「1100TV/103E トラスフォルマビレ」という車名だそう。
’50年代のアメリカで流行ったコンバーチブルの小型版みたいなクルマだが、エンジンは1.1Lの50ps(のちに1.2Lの58ps)を搭載。ミッションはコラムシフトの4速MT。
ちなみに、このクルマは日本には2台しか棲息していないそう。
二度と会うことがないかもしれない貴重なクルマを見られると、ちょっと嬉しくなる。