クルマに関するマニアックなクイズを、月〜金の毎朝7:30に出題する自動車マニアッククイズ、通称クルマニQ。初級/中級/上級/マニア級のうち、今回は「中級」の問題をどうぞ。
1960年代までのF1は、フェラーリ(イタリア)がレッド、ロータス(イギリス)がグリーン、マトラ(フランス)がブルー、そして日本のホンダがホワイトと、車体はナショナルカラーに塗られていました。
それが、あるチームがスポンサー企業のカラーリングを施してから多くのチームが倣うようになりました。
では、そのF1チームとはどこでしょうか?
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2017シーズンのF1マシン、レッドブルRB13。いまやチーム名がスポンサー企業そのものとなっている。
F1でスポンサー企業のカラーリングを始めたチームは?
正解は、2の「ロータス」でした。
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タバコのパッケージと同じ赤/白/金のカラーリングをまとった「ゴールドリーフ・ロータス」。葉巻型のボディに高くそびえるリアウイングが懐かしい…。
1968年、ロータスのF1マシンはそれまでのブリティッシュグリーンから一転、スポンサー企業のタバコ「ゴールドリーフ」のパッケージにちなんだ赤/白/金のカラーリングになり、通称「ゴールドリーフ・ロータス」と呼ばれました。
これ以降、F1マシンは「走る広告塔」と呼ばれ、いまやフェラーリ以外のすべてのチームがスポンサーのカラーをまとっています。もっとも、フェラーリも以前よりスポンサー企業のロゴやマークが増えていますが…。
F1マシンを「走る広告塔」にしたロータスF1の総帥、コーリン・チャップマンはさまざまなテクノロジーだけでなく、こうしたマネージメント分野でもF1の世界に革命をもたらした人でした。
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日本人初のフルタイムF1ドライバー、中嶋悟選手が最初に乗ったキャメル・ロータスもタバコのカラーリングだ。