2017年4月1日、「富士重工業株式会社」から「株式会社SUBARU」へと社名が変更された。同社は創設から100周年を迎え、さらにグローバルの販売台数は100万台を超えた。このタイミングでアルファベットの新たな社名にすることで、さらなる発展を期す。
100年、100万台を区切りにさらなる成長へ
「富士重工業株式会社」改め「株式会社SUBARU」へと、本日、2017年4月1日付けで社名変更となった(念のため、エイプリルフールではありません)。同社の前身である中島飛行機製作所が1917年に飛行機研究所として創設されて今年でちょうど100年となるので、これを期にSUBARUをグローバルブランドとしていっそう成長させるたいという意味合いがある。また、そのために漢字名からアルファベットが使われることになったわけだ。
さらに2017年3月期には年間販売台数が初の100万台超えとなっており、新たなステージにおけるさらなる成長のために、非常にタイミングのいい社名変更と言えそうだ。
同社設立までの変遷は以下のとおりだ。
・1917年 中島知久平が飛行機研究所を創設
・1918年 中島飛行機製作所と改称
・1931年 中島飛行機株式会社と改称
・1945年 富士産業株式会社と改称、航空機製造から民需産業へ転換
・1950年 富士産業株式会社に基づいて、富士工業、富士自動車工業など12社に分割
・1953年 富士工業などの出資で富士重工業株式会社設立
・1955年 富士重工業が5社を吸収合併
なお、SUBARU(スバル)は「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる星団名の日本語で、富士重工業が中嶋飛行機の流れをくむ5社の資本で設立されたことにちなんで作られたブランド名だ。