「スタンダードエコタイヤ」とは?
タイヤ・ラベリング制度で、転がり抵抗性能が「A」以上(AAA/AA/A)、ウエットグリップ性能が「a/b/c/d」の範囲内にあるのがエコタイヤ(=低燃費タイヤ)。そのうちスタンダードエコタイヤは、価格と性能のバランスが良いタイヤ。売れ筋商品であるために、各ブランドともに独自の技術を投入している。低価格で勝負するアジアンタイヤとは一線を画す性能バランスで、ユーザーにとってもっとも「お買い得」といえるジャンルだ。
オススメのスタンダードエコタイヤ その1
BRIDGESTONE ECOPIA NH100/NH100C
ブリヂストン エコピアNH100C
ラベリング:A-b AA-b
安全性能長持ちを実現した車種別専用低燃費タイヤ
この2月より発売が開始された新商品がエコピアNH100シリーズ。「NH100」はセダン・クーペ用、「NH100C」は軽・コンパクト用となる。独自の「ナノプロ・テック」技術に加え2種類のポリマーを組み合わせた「エコ効きもちゴム」の採用で、ウエット/ライフ/低燃費性能の両立を図る。NH100は全21サイズ(すべて「AA-b」)、NH100Cは全27サイズ(「AA-b」1サイズ、「A-b」26サイズ)となる。
オススメのスタンダードエコタイヤ その2
YOKOHAMA BlueEarth AE-01F
ヨコハマ ブルーアースAE-01F
ラベリング:AAA-c
最高ランクの転がり抵抗性能「AAA」グレードの低燃費タイヤ
最高の低燃費グレード「AAA」を獲得するために専用開発されたAE-01F専用ナノブレンドゴムには、天然ゴムをはじめ3つのポリマーをブレンドする「ブレンドポリマー」、より均一に分散しやすい「高分散性シリカ」、ヨコハマ独自技術の「オレンジオイル」を配合。低燃費性能、ウエット性能、グリップ性能、耐摩耗性能を高い次元で両立する。パターンは「AE-01」と同じだ。
オススメのスタンダードエコタイヤ その3
DUNLOP ENASAVE EC203
ダンロップ エナセーブ EC203
ラベリング:AA-c
耐摩耗性能向上で長持ちなスタンダードエコタイヤ
トレッド部の発熱を抑える「新マルチ変性SSR」、サイドウオール部の発熱を抑制する「末端変性ポリマー」などで優れた低燃費を実現。同時にシリカ分散性向上やパターン剛性を最適化することで優れた耐摩耗性能も発揮する。パターンは軽・コンパクト専用の4リブタイプ(タイヤ幅175以下)と、スタンダードな5リブタイプ(タイヤ幅185以上)の2種類を用意。
オススメのスタンダードエコタイヤ その4
TOYO TIRES NANOENERGY3 PLUS
トーヨータイヤ ナノエナジー3プラス
ラベリング:A-b
ウエット性能も向上したスタンダード低燃費タイヤ
従来のナノエナジー3をスペックアップしたのがナノエナジー3プラス。ウルトラグリップポリマーを採用した新コンパウンドによりウエットグリップがさらに向上。また耐摩耗ポリマーとスーパーアクティブポリマーの採用により、優れた摩耗ライフと転がり抵抗の低減を両立している。ウエット制動距離は従来のナノエナジー3に比べ約13%も短縮している。
オススメのスタンダードエコタイヤ その5
GOODYEAR E-Grip ECO EG01
グッドイヤー エフィシエントグリップエコ EG01
ラベリング:AA-c A-c
ロングライフと快適な乗り心地を兼ね備えるスタンダードタイヤ
トレッド部に、発熱抑制に貢献する新結合ユニット「アクティブユニット」を配置した「フューエルセービングラバー」を採用。転がり抵抗を低減すると同時に、ロングライフを実現する。また専用パターンプロファイル採用により、発熱を抑え、低燃費性能の向上と操安性に貢献する。グレーディングは「AA-c」が22サイズ、「A-c」が20サイズとなる。