6月26日に「ポールスター」ブランドを高性能なエレクトリックカーブランドにすることを明らかにしたボルボから、さらに衝撃的な第一報が発表された。「全モデル電動化」という思い切りのよい転換には、果たしてどんな勝算があるのだろうか。
2019年以降に発表される5モデルから、電動化を徹底
ボルボは2017年7月5日、「内燃期間の発明から1世紀以上を経て、電動化が自動車の歴史における新たな章の幕開けとなることを明確に示します」と告げながら、2019年からの「全モデル電動化」を宣言した。もはや発表ではなく「宣言」。革命的とも言える昨今の自動車業界の変化に、さらなる一石を投じることは間違いない。
詳細はあらためてお伝えするが、2019年以降に発表される予定のボルボ車は5台ある。そのうち3台がボルボで、2台はポールスターのハイスペックモデルだが、このモデル以降、すべてのラインナップはプラグインハイブリッドもしくはマイルドハイブリッド(48Vもオプション設定)になるという。
主要な欧州メーカーは、電動化へと大きくシフトする動きを見せているが、ボルボの今回の宣言はそうした動きをさらに加速させることになりそう。戦略的意味合いなどは、7月5日午後8時からの記者会見で明らかにされることだろう。(記者会見はこちらから http://live.volvocars.com/index2.html?20170705 )