
約50年、6世代の歴史を持つ
1967年に初代モデルがデビュー、50年の長い歴史を持つアメリカンスポーツクーペが「シボレー カマロ」である。その第6世代となる新型がいよいよ日本でも発表された。
新型カマロは、先代モデルよりボディサイズこそ、全長が60mm短く、全幅が15mm、全高が40mm低く、ホイールベースが45mm短縮(※クーペ)されてコンパクトになったものの、表情はかなり精悍になり、またワイド&ローがいっそう強調され、存在感が増している。

エアコンルーバーはジェットエンジンを彷彿とさせるデザインとなった。タッチスクリーンは8インチとなり、インフォテインメント関連の機能が表示される。またApple CarPlayやAndroid Autoにも対応している。
またパフォーマンス性能を向上させる「マグネティックライドコントロール」と「ドライバーモードセレクター」が初めて搭載されたのもトピックスである。
マグネティックライドコントロールは、第3世代のもので1000分の1秒単位で路面状態を読み取ってその情報をダンパーに送り、約96km/hで路面1インチ(25.4mm)毎に最適なダンピングフォースを計算するというもの。ドライバーモードコントロールは、ツアー、スポーツ、スノー/アイス、トラック(サーキット走行)といったモードが選べ、それぞれのドライビング状況に合わせて最適化を行っている。

2L直4ターボエンジン。
ラインナップは、シボレー カマロLT RS(5,162,400円)、シボレー カマロ コンバーチブル(6,026,400円)、シボレー カマロSS(5,980,000円)の3モデルで、搭載エンジンは、LT RSとコンバーチブルに新開発の2L直4ターボエンジン(最高出力279ps/最大トルク400Nm)を、SSにはカマロ史上もっともパワフルな6.2L V8エンジン(最高出力461ps/最大トルク417Nm)となり、すべてに8速ATが組み合わされる。

6.2L V8エンジン。

アルミ&コンポジット素材の採用により、ホワイトボディで60.5kg、車両重量で90.7kg以上の軽量化を達成している。またフレーム剛性は28%強化された。