2017年8月29日、いよいよ第3世代カイエンがワールドプレミアされる。それに先んじて、さまざまな過酷な条件下での耐久試験の模様が公開された。
開発コード「E3」。その挑戦は2014年に始まっていた。
新型カイエンのプロトタイプとプリプロダクションモデルのテストの目的は、新たに設計し直されたドライブトレーン、シャシー、ディスプレイや操作系のインターフェイスなどの新しいコンポーネンツのバランスを確認するため。開発コード「E3」と名付けられた新型の開発プロセスは、2014年にスタートしている。
ポルシェはシミュレーションによるバーチャルなテストももちろん行っているが、実際に走らせるテストを非常に重視している。たとえばホッケンハイムリンクと、過酷なニュルブルクリンク北コース、イタリアのナルドでは全長12.6 kmの高速サーキットで連続走行が行われるなど、ハイスペックなシーンでのテストは恐ろしく入念だ。
最終目標「ポルシェにおける最高の品質要件を満たすこと」
さらにさまざまな気候下でもパフォーマンスと耐久力が保たれていることを確認するために、全世界を駆け巡っている。その目標は常に「ポルシェにおける最高の品質要件を満たすこと」。プレミアムスポーツカーとしてのプライドは、あらゆる面で、妥協することを自ら許さない。
50°Cに達するドバイ(UAE)の砂丘、デスヴァレー(米国)の砂地の斜面、アラスカ(米国)の-45°Cに達する雪と氷の世界などです。また、この第3世代カイエンは、中国の都市の蒸し暑い条件下での渋滞に耐え、スウェーデン、フィンランド、スペインのサーキットでの試験を克服し、南アフリカ、日本、ニュージーランドに運ばれて多岐にわたるオン/オフロード試験を終えました。(オフィシャルプレスリリースより)