日産自動車は、9月6日に新型「日産リーフ」を初公開した。リーフは、ゼロ•エミッションであることに加え、電動パワートレインならではのパワフルな加速、バッテリーを床下に置くことによる低重心を生かしたハンドリングを目指した。また、自動運転化を目指した先進技術を併せ持ち、「技術の日産」の粋を集結したクルマとなっている。

パワーアップとともに航続距離はJC08モードで400kmに。

同車は、400km(JC08モード)の後続距離を実現し、長距離のドライブにも対応できるものとなった。また、最先端の「e−パワートレイン」により最大出力110kW、最大トルク320Nmを発生。EVならではの加速性能を向上させ、よりエキサイティングなドライビングプレジャーを実現した。

画像: EM57型モーターは従来通りだが、e-パワートレインにより、大きく動力性能を伸ばした。

EM57型モーターは従来通りだが、e-パワートレインにより、大きく動力性能を伸ばした。

画像: 駆動用のリチウムイオンバッテリー。容量は40kWhに増量されている。

駆動用のリチウムイオンバッテリー。容量は40kWhに増量されている。

今回のモデルチェンジでは、高速道路単一車線での自動運転技術「プロパイロット」の採用に加え、パーキングにおいて、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット パーキング」を搭載。車庫入れ、縦列駐車を簡単な操作で行うことを可能としている。

e-Pedalは回生ブレーキと油圧ブレーキを自動制御。

また、アクセルペダルの操作だけで、発進、加速、減速、停止までをコントロールができる「e-Pedal」も採用。アクセルペダルから足を離すと、回生ブレーキと通常のブレーキ双方を自動的に制御し、クルマを減速、停車させることができ、坂道においても停止を保持することができる。

画像: エクステリアは先代に比べると普通な感じとなった。すでにEVであるということを主張する時期を脱し、普及期に入ったということだろう。

エクステリアは先代に比べると普通な感じとなった。すでにEVであるということを主張する時期を脱し、普及期に入ったということだろう。

エクステリア、インテリアともに先代より大きくリファイン。

低重心でスリークなプロポーション、シャープでダイナミックなエクステリアを実現。優れたエアロダイナミクスとともに、EVらしい爽快な走りを予感させている。フロントには日産のデザインランゲージであるブーメラン型のランプシグニチャーや、Vモーショングリルを採用。深みのあるクリアーブルーのフラッシュサーフェイスグリルや、リアバンパーのブルーモールディングが日産のEVであることを表現している。

画像: スポーツ感も感じさせる「G」グレードのコクピット。シート地はオプションで本革も選べる。

スポーツ感も感じさせる「G」グレードのコクピット。シート地はオプションで本革も選べる。

インテリアに関しても、優れた空間性と機能性を両立。くつろぎ感と質感にこだわった素材の組み合わせに、細部にわたってクオリティの高い仕上がりを追求。ドライビングのクオリティ向上にあわせたモダンでプレミアム感あふれるインテリアを実現している。
(PHOTO:森 浩輔)

価格はSが315万360円、Xが351万3240円、Gが399万600円。

全長×全幅×全高:4480×1790×1540mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1520kg
原動機•種類:EM57型(電動モーター)
最高出力:110kW[150ps]/3238−9795rpm
最大トルク:320Nm[32.6kgm]/0−3283rpm
駆動用バッテリー•種類:リチウムイオン電池
総電圧:350V
総電力量:40kwh
JC08モード燃費:120wh/km
駆動方式:FF
サスペンション:前•後:ストラット式•トーションビーム式
ブレーキ 前•後:ベンチレーテッドディスク•ベンチレーテッドディスク
回生協調ブレーキ:電動型制御ブレーキ
タイヤサイズ:205/55R16 91V

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