ドイツのフランクフルトで開催されている「IAA2017」(通称:フランクフルト国際モーターショー)にMotor Magazine編集部も取材に行ってます。プレスデイ初日に回ったフェラーリ、マセラティ、BMWアルピナ各ブースの模様を画像とキャプションにてご紹介いたします。中でも、やはりフェラーリ ポルトフィーノの優雅な姿は大注目でした。
70周年記念のフェラーリから登場したポルトフィーノ
2017年に70周年となる記念すべきイヤーを迎えたフェラーリがここフランクフルトで発表したニューモデルが「フェラーリ ポルトフィーノ」です。ポルトフィーノとは、イタリア北西部リグリア海に面したリヴィエラにある優雅な高級リゾート地として名高い街の名に由来するモデル名です。2ドアで2+2シーターのオープンスポーツカーで、フェラーリ カリフォルニアTの後継モデルといえる存在です。フロントに搭載される3.9L V8ツインターボエンジンは、最高出力441kW(600ps)/7500rpm、最大トルク760Nm/3000-5250rpmというハイパフォーマンスを発揮。7速DCTとの組み合わせで最高速は軽々と320km/hを誇り、0→100km/hの加速タイムは3.5秒と発表されています。設計が完全にリニューアルされたリトラクタブルハードトップは、低速で走行中でも14秒で開閉可能というものです。会場では聞くことができませんでしたが、ポルトフィーノのエキゾーストサウンドは電子制御バイパスバルブの採用により3つのモードを備えているそうです。軽量化(空車重量で1664kg)と電動パワーステアリングの採用も特徴ですね。ちなみに、この深みのある赤いボディカラーは「ロッソポルトフィーノ」という新色です。
最後のフェイスリフトを受けたマセラティグラントゥーリズモ
安定のハイパフォーマンスイメージを感じさせるBMWアルピナ