まずは本番前日に「オートテスト」で肩慣らし!?
モータースポーツ三昧の9月。皮切りは1日に開催された「オートテスト」でした。これは、いま流行りの車庫入れのあるジムカーナのような競技なのですが、ライセンスやモータースポーツに欠かせない装備品(ヘルメットやレーシングスーツ等々)が必要ないので、どなたでも気軽に参加できるのがいいところ。
私は昨年参加したので、今回は同乗者に徹することとして(※助手席に同乗することが必須)、藤島知子ちゃん、池田美穂ちゃん、そして石森絵美ちゃんがドライバーとして参戦。
中でも絵美ちゃんはモータースポーツを見るのは大好きだけれど、今回のオートテストがまったくモータースポーツ初めてという超ド初心者。免許もAT限定です。とはいえ、無事に走りきってクルマから降りてきた絵美ちゃんは開口一番「もっとガツンってブレーキとか踏めばよかった~!」とのこと。つまりとっても楽しかったようです。モータースポーツの原点って、こういうものかもっ!と、改めて実感致しました。
続いて2日は、メディア対抗ロードスター4時間耐久レースに参戦しました。
このレースはきちんとしたJAF戦のレースです。マシンはマツダさんがこのレースのためだけに毎年貸してくださるイコールコンディションのマツダロードスターのレーシングカーを使って、媒体の意地とメンツを賭けて、4時間を走り抜くレースです。初代ロードスターが登場してから、ほぼ毎年開催されている(間1回くらい抜けたこともありましたが(笑)、自動車業界の初秋の風物詩。
というわけで、出たい!という方も多く、有名人の顔もチラホラ。スタートは編集長か副編集長か女性というオーダーもあるので、メンバーは編集部員ばかりかと思いきや…。助っ人と称するプロドライバーを揃えているチームもあったりします。そんじょそこらのレースよりも、スゴイメンバーがズラリと勢ぞろいなところもあるくらいなんですよ。まぁ、そういった場合は、ピットストップのハンディキャップがついちゃうんですけどね。
そんな中、私たちは女性ジャーナリスト連盟「チームピンクパンサー」という女性だけのチームで参戦を始めて、なんと13年目になります(私個人としては、もう18回目だったりしますが…)。不肖ワタクシ、チームリーダーを務めさせていただいております。
ちなみにこのレース、燃料消費量制限がありまして、なんと今年は昨年よりも10Lも少ない、60Lで4時間を走り切らなきゃいけないというシビレるオーダー。今年は必ずエコ走行しないとガス欠になるということで…。ウチのチームにもチャンスはあるかも!?
ピットストップ4回が義務付けられているので、藤島知子ちゃんがスタート。続いて池田美穂ちゃん→いのまりちゃん→竹岡圭と、私は4番目。もう一度ラストに藤島知子ちゃんが走るというオーダー順となりました。ちなみに予選も藤島知子ちゃん。藤トモちゃん大活躍です!
今回は最後にどれくらい燃料が残っているかがカギになりそう…ということで、みんなで頑張って燃費走行。とはいえ、あまりに遅いとレースにならないので、速く燃費よくが要求されるんですよね。タコメーターをにらみながら、ピットからのオーダー、厳しい回転制限を守りながらの走行となりました。ちなみにピットとは携帯電話でやりとりしております。まして、チームワークの勝利! 無事に完走できましたよ~。
このレースでは毎年、我チームの清水猛彦総監督が、おいしいランチ(お素麺)とディナー(カレー)、そして常時特製バナナジュースを振舞ってくださいまして、それが私たちのパワーの源になっています。
アットホームな賑やかチーム。そしてアットホームな毎年のお祭り。マツダ以外の自動車メーカー交流チームなんていうのもあって、各メーカーの開発者がチームを組んでいたりするんですよね。みんなで自動車業界を盛り上げましょう!という気持ちが伝わってくるこのレース。いつまでも続いて欲しいです。こんなステキな場を作ってくださっているマツダさんに感謝感謝です。
■文:竹岡圭 ■写真:伊藤嘉啓