現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。今はA、Bセグメントのコンパクトカーにスポットを当てており、今回は「スマート フォーツー」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
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スマート フォーツー ターボ。ホイールベースはわずか1875mm。
ポップでオシャレなオンリーワン
(本文)
初代モデルは1998年に「スマート」のブランド名とともにデビューし、現行の第3世代までに世界で150万台以上が販売された。最新モデルは2015年に日本へ上陸。初代から続く、車体後方にエンジンを置くRRレイアウトが踏襲されている。
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車両重量はわずか960kgということもあり、キビキビとよく走る。
パワートレーンは0.9L直3ターボを搭載する。最高出力66kW(90ps)、最大トルク135Nmを6速DCTで操る。また全長2755mmという超ショートボディと短いオーバーハングなどにより、最小回転半径は驚異の3.3mを誇る。狭い住宅街や駐車場での取り回しやすさはピカイチだ。
注目ポイント:ポップでオシャレな室内空間とRRレイアウトが生み出す独特の走り味が特徴。コンパクトでありながら、日本車では決して味わうことのできない個性が最大の魅力的だ。
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内外装のコンビネーションカラーが楽しい。
スマート フォーツー 主要諸元
全長×全幅×全高:2755×1665×1545mm
搭載エンジン:0.9L直3ターボ
最高出力:90ps/5500rpm
最大トルク:135Nm/2500rpm