10月18日、三菱自動車は新中期経営計画「Drive for Growth」を発表。2017年度—2019年度の3年間で、新型車「エクリプス クロス」を含む6車種の新規モデルと5車種の改良モデルを投入予定であることが明らかにされた
エクリプス クロス、新型デリカD:5、eKシリーズを国内発売
「Drive for Growth」と名付けられた今回の新中期経営計画は、2019年度の年間販売台数と同売上高目標を2016年度比でそれぞれ30%増にあたる130万台、2.5兆円とするもの。期間中に全11モデルを投入し、このうち6車種は新規モデルもしくはフルモデルチェンジとする(エクスパンダー、エクリプス クロスを含む)。残る5車種は既存モデルの改良刷新となる。
なかでも力を入れるのが、以下の5車種。アウトランダー(PHEV含む)、エクリプス クロス、RVR、トライトン、パジェロスポーツの主力5車種で、グローバル販売台数の70%を占めることを目標としている。一方、この3年間に日本マーケットに新規投入されるのは、「エクリプス クロス」「新型デリカD:5」「新型eKシリーズ(2車種)」であることも明言された。ちなみに新規モデル6車種に関しては「日産自動車と提携する前から開発が始まったモデルであり、本格的なシナジー効果が現れるのは次の中期計画が始まる2020年度以降(益子CEO)」とのこと。配布された資料によれば、次期中期経営計画のスタートにあたるFY2020年には、軽自動車EV、新型EV、さらに次期アウトランダーPHEVも投入予定であることがわかる。これら3車種には日産自動車とのシナジー効果が何らかのカタチで反映されることは間違いない。
「新型車の成功なくして、新中期経営計画の成功もない(益子CEO)」というほど気合いの入った新型車たち。まずはエクリプス クロスの成功が期待される。