グローバル・ブランドセンターも近日オープン
アストンマーティン東京のオープニングイベントには、アストンマーティン社長兼CEOのアンディ・パーマーも来日した。
青山一丁目の交差点近く、1000㎡の敷地には、大きなショールームを備えたディーラーと、アストンマーティンの新しいグローバル・ブランドセンターが隣り合う形で開設される。
「アストンマーティン青山ハウス」と命名されたアストンマーティン初のグローバル・ブランドセンターは、11月21日から営業を開始する予定。アストンマーティンのすべてを体験してもらうための施設で、訪れる人々にブランドのアートとエンターテインメントの両方を提供していくことになる。
ビルの3つのフロアを占め、そこにクルマを展示するほか、ブランド・ショップや訪れる人々をリラックスさせたり楽しませたりするスペースが確保される。
パーマー氏は、オープニングセレモニーで「世界第2のラグジュアリーカー・マーケットである日本は、アストンマーティンの今後の発展にとって鍵となる市場のひとつです。世界における存在感をさらに高めていく取り組みの中で、アストンマーティン東京は、短期間のうちに販売台数において世界最大のディーラーとなると確信しています」と語った。
アストンマーティン社の「セカンド・センチュリー・プラン」
アストンマーティン社は、現在「セカンド・センチュリー・プラン」を進めている。
プラットフォームは、①スポーツカー用、②SUV用、③ラージプラットフォームの3種を用意する。
そして2016年に発表したDB11から始まり、17年にヴァンテージ(間もなく発表)、18年にヴァンキッシュ、19年にDBX(仮称:SUV)、20年にミッドエンジンスポーツ(フェラーリ488の対抗モデル)、21年にラゴンダ1(仮称:ラージプラットフォームモデル)、22年にラゴンダ2(同)と、7年間で毎年1台ニューモデルを発表し、それぞれのライフサイクルは7年で、これを繰り返すという。
また、ヴァルキリーなどのスペシャルモデルやリミテッドエディションなどを、毎年2車種は発表する予定だ。
さらに、クルマだけでなく、高級マンション、パワーボート、潜水艦、服飾など、さまざまな分野でアストンマーティンのブランド戦略を展開する。
現在、年産約5000台のアストンマーティンだが、2021年には年産1万2000台を目指す。日本での販売台数は、16年が約200台、17年は約300台の予定だが、21年には1000台を目標にしている。