2017-2018年末年始の特別企画「クラウンの系譜」をお届けします。2018年は15代目となるニューモデルが登場する予定のクラウン。これだけ長い期間にわたってユーザーから支持を集める理由はどこにあるのでしょうか。今回は1967年に登場した3代目をじっくり見てみましょう。
1968年には2ドアハードトップも登場
「白いクラウン」を謳い、それまでの法人中心から個人オーナー向けへと転換が図られた。全長はわずかに伸びたもののホイールベースは先代と同じで、スタイリングはアメリカ指向から日本的に変化した。
この代からペリメーター型フレームを採用。アメリカ車に多くみられた周囲型とも呼ばれるもので室内フロアを低くできるメリットがあり、以降30年近くにわたって使われることになる。
エンジンはM型2L直6SOHCがメインとなり100~125psを発揮。5R型2L直4の93psも用意。リアサスペンションは先代デラックス同様4リンク+コイルが標準となる。
1968年11月には角形2灯ヘッドライトを採用した2ドアハードトップを追加しオーナーカー路線を強化した。SLはセダンS同様のツインキャブ125psとして、4速MTまたはトヨグライド3速ATと組み合わせた。
1969年8月にマイナーチェンジしエクステリアをリフレッシュすると共に一部で三角窓を廃止した。(3代目MS50系 1967~1971年 生産台数:342,000台)