自動車の歴史を振り返るWebモーターマガジンのオリジナル企画「今日は何の日?」。1月26日は三菱ランサーエボリューションⅦが発表された日。今から17年前、2001年にタイムスリップ。

ランサーエボリューションⅦってどんなクルマ?

ランサーエボリューションⅦ(セブン)は、ランエボとしては7世代目のモデル。2000年5月に登場したランサーセディアがベースとなる初めてのモデルで、ランエボの第3世代となる。

ランエボシリーズは伝統的に1月に発表される場合が多い。このエボⅦも1月26日に発表されている(発売は2月3日)。

エクステリアでは大開口の放熱用アウトレットと冷気導入用 NACA ダクトを最適配置したアルミ製ボンネットフード、 空気抵抗の減少を図りながらエンジンの冷却効果を高めるサイドアウトレット付グリル一体型バンパー、エンジンルーム下面を覆う大型アンダーカバー、 ボディと一体感ある前後ブリスターフェンダーなど武装していたが、エボⅥまでと比べて若干おとなしい印象となったのも特徴だ。

画像: タイヤサイズを従来の 225/45ZR17 から 235/45ZR17 とすることで、高 G旋回時のグリップ力を向上させた。

タイヤサイズを従来の 225/45ZR17 から 235/45ZR17 とすることで、高 G旋回時のグリップ力を向上させた。

搭載エンジンは従来と同じ4G63型2Lターボだが、ターボチャージャーの改良、インタークーラー/オイルクーラーの大型化などにより、スペックは280ps/383Nmにトルク向上。また中速域を中心に出力向上を図った。

新開発の ACD(Active Center Differential)を採用。センターデフの差動制限を従来のVCU に代えて電子制御油圧多板クラッチとすることにより、 走行状況に応じて前後駆動力配分 50:50 に設定されたセンターデフの前後輪差動制限力を、フリー状態から直結状態までコントロールし、 操舵応答性と駆動性能を向上させるとともに、高次元で両立させた。また、TARMAC(舗装路)/GRAVEL(未舗装路)/ SNOW(雪道・アイスバーン)の 3 モード切替スイッチにより路面状況に応じた制御を最適化した。

画像: リアスタイル。

リアスタイル。


この年から三菱は、WRC参戦はグループAからWRカーへの移行を決定。ランエボⅥベースのグループAカーから、第10戦以降はWRカー「ランサーエボリューションWRC」に変更。このマシンは、エクステリアこそランエボⅦと似ているが、規定上は別モノという扱いとなっていた。ランエボⅦ以降、ランエボの活躍の場はWRCから、S耐などのレースや全日本ラリーなど、日本国内中心となっていく。

画像: 本革巻シフトノブ/パーキングレバーグリップ、RECARO製バケットシートを装備。

本革巻シフトノブ/パーキングレバーグリップ、RECARO製バケットシートを装備。

画像: トランスミッションは5速MT。新デザインの MOMO 製本革巻 3 本スポークステアリングホイールとなる。

トランスミッションは5速MT。新デザインの MOMO 製本革巻 3 本スポークステアリングホイールとなる。

主要諸元【ランサーエボリューションⅦ】

全長×全幅×全高=4455×1770×1450mm
ホイールベース=2625mm
車両重量=1400kg
エンジン=4G63ターボ
最高出力=280ps/6500rpm
最大トルク=383Nm/3500rpm

車両価格(当時)

ランサーエボリューションⅦ GSR 299万8000円
ランサーエボリューションⅦ RS 251万8000円

2001年【平成13年】には何があった?

ニュース
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ヒット曲
●Can You Keep A Secret? 宇多田ヒカル
●恋愛レボリューション21 モーニング娘。
●PIECES OF A DREAM CHEMISTRY

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