3代目レジェンドってどんなクルマ?
1985年に初代が登場して以来、ホンダのフラッグシップカーとして存在感を示していたレジェンド。初代においては1987年の「日本初」運転席SRSエアバッグ搭載、89年に「世界初」FF車トラクションコントロールシステム導入、2代目においては「日本初」助手席SRSエアバッグシステムを搭載するなど、最新の安全システムを投入するモデルでもあった。
この3代目は人間の五感を基準にした高級車づくりである新しい手法「感研究」を用いて開発された。感研究とは、乗り手がクルマに期待する感覚と実際の体感にズレがない「ヒューマンリニアリティ」の実現に向け、走り感/操縦感/操作感などの動的領域だけでなく、デザイン/色彩/素材などの静的領域まで、100項目を対象に研究したものだ。
エンジンは3.5LのV6SOHCであるC35A型を新搭載。これに4速ATを組み合わせて、10・15モード燃費は8.7km/Lを記録した。
発売された1996年はバブル景気が崩壊した後で、セダン人気も低迷、日本における販売台数は芳しくなかった。2004年には、前後輪と後輪左右の駆動力を自在にコントロールする世界初のシステム「SH-AWD」を搭載した4代目レジェンドへとフルモデルチェンジされた。
車両価格(当時)
レジェンド・ユーロ 338万円
レジェンド 348万円
レジェンド・エクスクルーシブ 408万円
※東京での価格。
主要諸元
全長×全幅×全高=4955×1810×1435mm
ホイールベース=2910mm
エンジン=V6SOHC 3473cc
最高出力=215ps 最大トルク=31.8kgm
トランスミッション-4速AT
1996年には何があった?
ニュース
●アトランタオリンピック開催
●羽生善治が将棋タイトル七冠独占
●NINTENDO64/たまごっち発売
ヒット曲
●名もなき詩 Mr.Children
●DEPARTURES globe
●空も飛べるはず スピッツ