日本では第三世代、世界的には第五世代となるスープラがレーシングコンセプトとして、ジュネーブ国際モーターショーに登場した。耐久レースへの参戦や市販車の登場次期などを予想する。
愛称は90(きゅーまる)スープラか?
2018年3月6日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、トヨタは「GRスープラ・レーシング・コンセプト」を発表した。兄弟車であるBMW Z4はデザイン・コンセプトという状況を考えると、スープラの完成は相当先と予想していた。しかし、意外や登場してきたGRスープラ・レーシング・コンセプトは「けっこう出来上がっているな」という印象。プロポーションの良さが魅力だ。
LM-GTE仕様のゼッケンの90は型式をイメージしたもの。次世代スープラは「90スープラ」と呼ばれることだろう。
公式発表から市販車のボディサイズを読む
このコンセプトモデルのボディサイズは公式に発表されており、全長4575×全幅2048×全高1230mmとなるようだ。ただ、これは大きく張り出したフェンダーや後方へ伸びたリアデフューザーなどを含んだ数値。実際の市販車の全長は4400mmを若干切るくらい。全幅も1850mm程度になることが予想される。さらにホイールベースは86よりも短い2470mmだ。
また、“FIA LM-GTE規定に対応”とニュースリリースにあるとおり、ニュルブルクリンク24時間耐久をはじめとするレース参戦を念頭に開発されていると見られる。市販開始を前にこうしたレースに出ることが予想されるものの、2018年には間に合わなかったようだ。すでにLEXUS LCでニュル24時間に参戦することが公式に発表されている。
ちなみに、国内での発売は2019年になるとスクープ班は読んでいる。3月10日発売のホリデーオート4月号にも詳しく掲載している。