自動車の歴史を振り返るWebモーターマガジンのオリジナル企画「今日は何の日?」。5月6日は2代目カローラ/スプリンターが登場した日。今から48年前、1970年にタイムスリップ。

カローラ/スプリンターってどんなクルマ?

カローラは国内だけでなく海外でも広く普及している大衆乗用車。現在もなお車名として残っており、1966年の登場から11代/52年を数えるモデル。2015年には国内での累計販売台数が1000万台を達成するなど、名実ともに日本を代表する1台となっている。

初代は1966年に発売。わずか3年5カ月で100万台を突破し、日本におけるミリオンセラー最短達成新記録をつくった。

今回紹介する2代目は1970年5月6日にフルモデルチェンジ。「オールニューカローラ」とのキャッチコピーでCMを行った。

スリーサイズは3945×1505×1375mm。従来よりも全長90mm/全幅20mm/ホイールベースで50mm大きくなり、また燃料タンク容量も初代の39Lから45Lに拡大、長距離走行も考慮されていた。

発売当時の搭載エンジンはすべてのグレードで1166ccの直4OHVを採用。グレードにより68ps/73ps/77psの3つの出力違いがあった。

初代では、1968年に登場した2ドアクーペのことを「カローラスプリンター」と呼んだが、2代目ではカローラとスプリンターがそれぞれ別々の車種として扱われた。カローラには2ドア/4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドアバンのボディバリエーションがあり、2代目登場当時はスプリンターはファストバック2ドアクーペだった。

カローラクーペとスプリンターの違いは、ラジエータグリルを中心にしたエクステリア、内装、およびDXグレードのエンジン馬力。当時のトヨタリリースによると、「カローラクーペがファミリー向け、スプリンターがユース・マーケット向け」と書かれている。

この2代目カローラ/スプリンターに2T-G型エンジン搭載のスポーツモデル「カローラレビン」「スプリンタートレノ」が登場するのは2年後、1972年3月のことだ。

車両価格(当時・4速MT)

カローラ2ドア  43万8500円
カローラ2ドア デラックス 50万1500円
カローラクーペ デラックス 53万7000円
カローラクーペ SL 59万4000円
カローラバン 42万8500円
スプリンター デラックス 54万5000円
スプリンター SL 59万4000円

※東京。4ドアは2ドアの2万5000円高。トヨグライド(2速AT)付きは3万8000円高。

1970年(昭和45年)には何があった?

ニュース

●大阪万博開幕
●よど号ハイジャック事件
●アポロ13号

ヒット曲

●黒ネコのタンゴ 皆川おさむ
●ドリフのズンドコ節 ザ・ドリフターズ
●圭子の夢は夜ひらく 藤圭子

画像: カローラ2ドア1200SL。

カローラ2ドア1200SL。

画像: カローラクーペSL。

カローラクーペSL。

画像: インテリア。

インテリア。

画像: スプリンター。

スプリンター。

画像: 2代目カローラのカタログ表紙。

2代目カローラのカタログ表紙。

画像: 2代目スプリンターのカタログ表紙。

2代目スプリンターのカタログ表紙。

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