初代NSXってどんなクルマ?
初代NSXは、1990年9月に日本で発表されたスーパースポーツカー。量産車として世界初のオールアルミ・モノコックボディを採用した本格的ミッドシップスポーツカーで、その完成度はフェラーリなど既存のスポーツカーメーカーにも大きな影響を与えたと言われている。
NSXは1990年からおよそ15年間で、全世界累計でおよそ1万8000台を販売。発売から排気量アップ、6速MTの採用、空力性能向上、タイヤサイズ変更など運動性能を向上させ、またオープントップモデル「NSXタイプT」や、運動性能をより際立たせたピュアスポーツモデル「NSXタイプR」を設定するなど進化を続けた。
また本格的スポーツカーとしていち早く排出ガスのクリーン化に対応するなど、運動性能と両立させた高い環境性能も実現した。
この年、2005年12月末をもってNSXの生産は終了された。欧州向けは9月末、北米向けも12月末で生産終了した。
この時のリリースでは「後継モデルとなる新たなスポーツカーを開発中」とあるが、じつはこの後2008年に起きた「リーマンショック」でその開発は中止された。
そ2代目「NSX」が発売されるのは、2016年8月。3モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッドSH-AWD」という画期的なパワートレーンを持つスーパースポーツカーが登場したのは、初代モデルの生産中止からすでに11年が経っていた。
初代NSXの歴史
1989年2月 シカゴオートショーにてプロトタイプ「NS-X」を発表
10月 東京モーターショーに「NS-X」を出展
1990年8月 アメリカにて「アキュラNSX」を販売開始
9月 日本にて「NSX」を発表
1991年 NSXオーナーズミーティング発足
1992年1月 内装や専用外装色を選べる「カスタムオーダープラン」創設
11月 NSXタイプR追加
1993年2月 マイナーモデルチェンジ(助手席SRSエアバッグ採用など)
1993年 メンテナンスをする「リフレッシュプラン」創設
1994年2月 マイナーモデルチェンジ(前16/後17インチタイヤ、強化ブレーキパッド採用)
1995年3月 マイナーモデルチェンジ(電子制御スロットルDBW、AT Fマチック採用、NSXタイプT追加)
1997年2月 マイナーモデルチェンジ(MTモデル3.2L化、6速MT採用、NSXタイプS追加)
1999年9月 マイナーモデルチェンジ(低排出ガス化)
2001年12月 マイナーモデルチェンジ(エクステリアデザイン変更、前後17インチタイヤ採用)
2002年5月 新型NSXタイプR追加
2003年10月 マイナーモデルチェンジ(イモビライザーの追加、新色追加)
車両価格(当時。最終モデル。税抜き)
NSX
3.2L 6速MT 920万7000円
3.0L 4速AT 940万7000円
NSX-T
3.2L 6速MT 1025万7000円
3.0L 4速AT 1005万7000円
NSX-S
3.2L 6速MT 1035万7000円
NSX-R 6速MT 1195万7000円
2005年(平成17年)には何があった?
ニュース
●愛・地球博開幕
●プロ野球セパ交流戦開催
●JR福知山線事故
ヒット曲
●さくら ケツメイシ
●青春アミーゴ 修二と彰
●OCEAN B'z