ホンダは、5代目となったミドルクラスSUVのCRーVの日本発売を発表。ガソリンモデルは8月31日から、ハイブリッドモデルは11月1日から発売される。

ハイブリッドのi-MMDと4WDは初の組み合わせ。ガソリン車には3列7人乗りも設定。

ホンダのミドルクラスSUV、CRーVの5代目は既に北米試乗では2016年末から発売されているが、日本市場に向けては2017年の東京モーターショーで参考出品され、ようやく発売されることになった。
数々の魅力を備えた5代目だが、主な注目ポイントを端的にまとめれば、
1)CRーV初のハイブリッドモデルを設定
2)ガソリン車には3列シートの7人乗りも設定
3)ホンダらしいダイナミックパフォーマンス
の3点が挙げられるだろう。

搭載されるエンジンは、190ps/240Nmを発生する1.5L 直4 VTECターボと、11月1日に投入される「スポーツハイブリッド i-MMD」を採用した2L 直4+モーターによるハイブリッドの2タイプを設定。
ハイブリッドは、EV/ハイブリッド/エンジンの3つのドライブモードを持ち、走行状況に合わせ最適なモードへシームレスに切り替えることで、力強い走りとクラストップとなるJC08モード25.8km/Lの優れた燃費性能を両立させた。

画像: 145ps/175Nmの2Lエンジンと184ps/315Nmのモーターによるスポーツハイブリッドi-MMDは、4WDとは初の組み合わせ。

145ps/175Nmの2Lエンジンと184ps/315Nmのモーターによるスポーツハイブリッドi-MMDは、4WDとは初の組み合わせ。

画像: 4WDのトルク配分をリアルタイムにメーター内に表示する。

4WDのトルク配分をリアルタイムにメーター内に表示する。

車種構成は、ガソリン車/ハイブリッド車ともに「EX」と「EX・マスターピース」の2グレードをラインアップ。「スポーツハイブリッド i-MMD」にもリアルタイム4WDが初設定され、ガソリン車/ハイブリッド車それぞれでFFと4WDの選択が可能になった。

画像: 木目調の素材やピアノブラックのアレンジ、ソフトパッドの採用など上質感を追求したコクピット。

木目調の素材やピアノブラックのアレンジ、ソフトパッドの採用など上質感を追求したコクピット。

乗員スペースは、ホンダならではのパッケージング技術により快適な室内空間を確保。1830mmのフラットなスペースを生み出すワンアクションの後席ダイブダウン機能などにより、広く使い勝手の良いラゲッジスペースも実現している。
同じパッケージで、ガソリン車には3列シート7人乗りも設定された。

シビックから採用が始まった新プラットフォームを採用し基本骨格が進化したことに加え、アウトバーンやスイスの山岳路などヨーロッパ各地で磨き上げたリニアなダイナミクス性能も見逃せないポイントだ。
価格は、EX(ガソリン・FF・5人乗り)の323万280円〜ハイブリッド EX・マスターピース(4WD・5人乗り)の436万1040円。
安全運転支援システムの「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備するなど、新型CRーVはミドルクラスSUVの新たなベンチマークとして名乗りを上げた。

CR-V EX・マスターピース(1.5L・4WD・5人乗り)主要諸元

●全長×全幅×全高:4605×1855×1680㎜
●ホイールベース:2660㎜
●重量:1610㎏
●エンジン型式・種類・排気量:L15B型・直4DOHCターボ・1496cc
●最高出力:190ps/5600rpm
●最大トルク:240Nm /2000-5000rpm
●JC08モード燃費:15.0㎞/L
●トランスミッション:CVT
●タイヤサイズ:235/60R18
●価格:380万7000円

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