ロールスロイスならではの特別仕様
この世にプライバシーが完璧に守られる空間というのはそうあるものではない。しかし、人々にとって、いやロールスロイスに乗るような人々にとって、ときにこうした空間が必要になることがある。
ロールスロイスはそれを即座に提供してくれる。“プライバシースイート”と名付けられた仕様で、前席と後席の間はエレクトロクロマティックガラスで完全に仕切られる。そして後席の乗員はボタンひとつで、それをクリアにしたり、曇りガラスにしたりすることができる。

前後席の仕切りとなる特別なガラスがクリアな状態。

ボタンひとつで仕切りは曇りガラスとなる。
しかも、この空間は最高レベルの防音性能を持っており、後席の会話が前席に漏れることは決してないという。後席の乗員はインターコムシステムを使ってドライバーとすぐに話すことができるが、ドライバーからは後席乗員へ電話をかけることしかできないので、後席乗員は通話を拒否することもできる。

前後席の仕切りガラスの下に配置されたモニターと開口部。

中央にあるのは前後席で書類などのやりとりができる開口部。
また、後席乗員のみによって制御可能な開口部があり、これによって前席と後席で書類のやりとりなどができる。もちろん、前席と後席が完璧に別の空間になるだけでなく、後席のリアとサイドにはプライバシーカーテンがあり、外部空間とも遮断されることになる。

ロールスロイス ファントム EWB(ロングホイールベースバージョン)。
さて、この空間は実際にどのように使われるのか。庶民にはなかなかイメージは湧かない。しかし、こうした特別な仕様が中国のモーターショーで初公開になるということは、ニーズが世界で一番多いのが当地であるとロールスロイスが考えているということはよくわかる。