(タイトル写真は、右がアウディ ジャパンのP. ノアック社長、左がアウディAG エクステリアデザイナーのA. ファヤ氏)
マイルドハイブリッドや高度運転支援システムを搭載
A8は8年ぶり、A7スポーツバックは7年ぶりののフルモデルチェンジとなる。
高精度な運転支援システムは、量産車として世界初のレーザースキャナーををはじめ、最大23ものセンサーを搭載している。これらセンサーからの膨大な情報を統合的に分析して高度な周辺環境モデルを構築する、セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)も採用して、人間の感覚に近い遅れの少ない自然な制御を実現している。
パワートレーンは、A8では「55」が340psを発生する3L V6直噴ターボ、「60」が460psを発生する4L V8直噴ツインターボの2種のガソリンエンジンを搭載。A7では「55」のみを設定する。
組み合わされるミッションはいずれも8速ティプトロニックATで、駆動方式はアウディ得意のクワトロ4WDだ。オプションでオールホイールステアリング(4輪操舵)も設定されている。
またエンジンには、48VリチウムイオンバッテリーとBAS(ベルト・オルタネーター・スターター)を中核技術とするマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)も採用している。
インテリアは水平基調で、ウッドや本革をふんだんに使ったフラッグシップにふさわしい空間。前後席ともスペースは十分広い。
従来型まではダイヤル式だったMMI(マルチメディアインターフェイスナビゲーション)は2スクリーンのタッチ式に代わり、使い勝手は向上している。
価格は、A8は55TFSIクワトロ=1140万円〜L60TFSIクワトロ=1640万円。A7スポーツバックは55TFSIクワトロ デビューパッケージ=988万円〜55TFSIクワトロ Sライン 1stエディション(デビュー記念の特別限定車)=1161万円。
A8は10月15日から、A7スポーツバックは9月6日から発売する。