久しぶりの「コレ何?」。今回は、とあるホテルの車寄せに駐められていたクラシックカー。コレ、なんていうクルマ?

ナンバーも取得していて、公道走行が可能!

いかにもクラシックカーらしいスタイルの箱型乗用車。たぶん、第二次大戦前に作られたモデルだろう。生産国は、おそらくアメリカか。とはいえ、さすがにこの年代のクルマの車種や年式まで判別することはできない。このクルマ、なんていう名前?

画像: ※プライバシー保護のためナンバーは消してあります。

※プライバシー保護のためナンバーは消してあります。

このクルマの名前は「シボレー AB型」。年式は1931年だそうから、なんと87年も前に造られたクルマだ!エンジンは3180ccの直6 OHV。ミッションは3速MTだ。エンジンなどは当時のオリジナルのまま。

この個体は、現在のオーナーが勤めていた会社が1980年代半ばにアメリカから輸入した1台。その当時で生産されてから50年以上経っていたが、非常に良くレストアされていたそうだ。

輸入されてから今まで、定期的な点検や補修などは受けているが、レストアのような大がかりな修理は行われていないという。

画像: リアには「トランク」が備わっている。ホイールのセンターにはシボレーの「ボウタイ」マークが見える。

リアには「トランク」が備わっている。ホイールのセンターにはシボレーの「ボウタイ」マークが見える。

バブルが弾けたとき、このクルマも海外へ売却されそうになったが、愛着のあったオーナーが個人的に買い取って、現在まで所有している。

展示車両ではなくナンバーを取得しているから、公道走行は可能だ。ふだんは軽井沢で保存し、休日にはドライブを楽しむこともある。

今回は点検のために上京したのだが、東京までは高速道路を普通に走ってくれる。2002年には「ラリーニッポン」に参戦し、京都から東京までの行程を完走している。

画像: シンプルなインテリア。ミッションはフロアシフトの3速MTだ。

シンプルなインテリア。ミッションはフロアシフトの3速MTだ。

おそらく日本には1台しか存在しない、ナンバー付きの1931年式シボレー AB型。
こういう珍しいクルマに逢えると、クルマ好きとしてはなんだかうれしくなってしまう。

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