入門用レクサスとして注目
レクサスに待望のコンパクトクロスオーバーが登場した。敢えて“SUV”とは呼ばないところが、レクサスUXの特長と言っていいだろう。実際に全高は1540mmに抑えられており、1645mmのNXよりも105mmも低い。
メルセデス・ベンツのコンパクトSUVであるGLAは全高が1500〜1510mmで一瞬、ベース車と言えるAクラスと見間違えてしまうほどだが、レクサスUXもスタイリングプロポーションからするとそれに近い。
採用されたのは「GA-Cプラットフォーム」で、これはプリウスやカローラスポーツと同じ。そこにレクサスを名乗る上でのプラスアルファの強化が施されている。そもそもプリウスやカローラスポーツのボディ剛性感は高く評判がいいので、レクサスUXはかなり期待できる。
そして、用意されたパワートレーンは2Lガソリンエンジン(UX200)とハイブリッド(UX250h)の2種。ハイブリッドはWLTCモードで22.8km/Lという低燃費、2Lガソリンも16.4km/Lとなかなかのものだ。
車両価格は390万円(UX200)から535万円(UX250h“versionL” AWD)まで。ISよりもかなり安く、CTと同レベルの価格設定だ。レクサスに乗ってみたいと思っていた多くのユーザーから大いに注目を集めそうだ。
レクサス UX250h バージョンL(AWD) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4495×1840×1540mm
●ホイールベース:2640mm
●重量:1640kg
●エンジン種類:直4DOHC+モーター
●排気量:1986cc
●最高出力:146ps・109ps
●最大トルク:188Nm・202Nm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:フロント横置き4WD
●タイヤサイズ:225/50R18
●車両価格:535万円(税込み)