2018年11月28日、アメリカで開催されているロサンゼルスモーターショーにおいてホンダがミドルサイズSUV「パスポート」を発表した。ちなみに、日本への導入はほとんどなさそうだ。

初代かと思ったら、実は3代目!のホンダ パスポート

ホンダは現在、北米市場でSUVラインアップをHR-V(日本名:ヴェゼル)とCR-V、パイロット(日本未導入)と、コンパクトサイズからラージサイズまで3つを取り揃えている。そして今回、CR-Vとパイロットの中間を埋めるように、ミドルサイズSUV「パスポート」がロサンゼルスモーターショーに登場した。

画像: ホンダのSUVラインアップ。左からヴェゼル、CR-V、パスポート、パイロット。

ホンダのSUVラインアップ。左からヴェゼル、CR-V、パスポート、パイロット。

ボディサイズは全長4839×全幅1996×全高1819mm、ホイールベース2819mmで、搭載されるエンジンは3.5L V6 DOHCで284ps/355Nmを発生し、9速ATが組み合わされる。(スペックはいずれも米国表記を換算・四捨五入したもの)

また、路面状況に合わせて前後輪の駆動配分を制御する4WDシステム「i-VTM4」を採用する。さらに、泥濘路や雪上などの路面状況に合わせて走行モード(4つ)を切り替える「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」を組み合わせ、多くの状況下で高い走破性と走行安定性を発揮する。

もちろん、ミリ波レーダーや単眼カメラによる先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も搭載している。

画像: ホンダの新型パスポートの全幅は2m近い。

ホンダの新型パスポートの全幅は2m近い。

このサイズ感、トヨタ ランドクルーザーを90mmほど短くしたくらい。現在SUVブームの真っただ中ではあるものの、日本で走行するにはなかなかに大きい。なのでこのSUVを日本へ導入する可能性はかなり少ないのではないだろうか。

ちなみに、このパスポートという車名を聞いたことがあると思った人もいるかもしれない。実はこの新型、ブランニューモデルではなく3代目だという。初代(1993〜1997)と2代目(1997〜2002)はともに北米で販売されていたモデルであり、いすゞ ロデオ(北米仕様)のOEM供給を受けたモデルでもある。これが16年ものブランクをおいて再登場することになるわけだ。

画像: ホンダの初代パスポート。

ホンダの初代パスポート。

画像: ホンダパスポートの二代目。

ホンダパスポートの二代目。

新型ホンダ パスポート 主要諸元

●全長×全幅×全高=4839×1996×1819mm
●ホイールベース=2819mm
●エンジン=V6 DOHC
●排気量=3471cc
●最高出力=283ps/6000rpm
●最大トルク=355Nm/4700rpm
●トランスミッション=9速AT
●駆動方式=4WD
●タイヤ=前245/50R20/後265/45R20
(スペックはいずれも米国表記を換算・四捨五入したもの)

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