フレンチミッドシップのヴェンチュリ、スーパーに変身!
「VENTURI Challange 400:ヴェンチュリ チャレンジ400」

ベースとなった210/260からオーバーフェンダーや巨大リアウイングなどで過激に変身した。
1985年に設立されたフランスのスポーツカー・メーカー、MVSヴェンチュリ。MVSとはフランス語で「スポーツカー製造会社」を意味する。89年に社長が交代して単にヴェンチュリと社名を変え、1990年代にはF1のラルース・チームのオーナーにもなっていた。

リアセクションはガバリと開く。3LのV8DOHCツインターボの上にはインタークーラーが備わっている。
そんなヴェンチュリ社が92年のパリ・モーターショーで発表したのが、このチャレンジ400だった。従来までのミッドシップスポーツ、210/260をベースにしているが、両サイドの大きなエアインテークやフェラーリ F40風にそびえ立つ巨大なリアウイングなど、かなり過激に変身した。

インテリアは外観に比べておとなしい。スイッチ類はルノー車などのパーツを流用している。
パワーユニットはPRV(プジョー・ルノー・ボルボ)が共同開発した3L V6を縦置きミッドシップし、しかもベースのエンジンはSOHCだがヘッドを4バルブDOHC化して、さらに各バンクごとにターボ&インタークーラーを装着している。パワースペックは最高出力400ps(車名はここに由来する)/最大トルク49.0kgm。公称の最高速度は350km/h。インテリアもメーターパネルなどにCFRPを採用し、スパルタンな雰囲気にまとめられている。

フルバケットのレーシングシートに5点式フルハーネスも装着していた。
ヴェンチュリ チャレンジ400は93、94年のル・マン24時間にも出場し、完走を果たしている。
(文:ホリデーオート編集部)

2m近い全幅だが車高は1.2m以下のロー&ワイドなボディも迫力満点。
ヴェンチュリ・チャレンジ400 主要諸元(1992年)
●全長×全幅×全高:4120×1990×1170mm
●ホイールベース:2400mm
●重量:1450kg
●エンジン種類:V6 DOHCツインターボ
●排気量:2975cc
●最高出力:400ps/6000rpm
●最大トルク:49.0kgm/3500rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前245/40ZR18・後285/35ZR18

スーパーカー第二黄金期は、ホリデーオート2018年11月号にも掲載されています。