ダイハツの、マレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥアは、国民車「ARUZ(アルス)」を2019年1月15日に新発売したと発表した。
アルスは7人乗りのコンパクトSUV
プロドゥアは、マレーシア第二の国民車メーカーだ。新発売したアルスはコンパクトでスタイリッシュなSUVで、世界的にSUV人気が高まりつつある中、マレーシア市場でも同様のニーズが高まっていることを背景として、国民車メーカーであるプロドゥアがマレーシア市場の多くのユーザーにリーズナブルな価格のSUVを届けるべく新開発した。
ベース車両は2017年11月にインドネシアでフルモデルチェンジしたコンパクトSUVの「テリオス」だが、内外装デザインや室内のユーティリティ装備などはマレーシア市場のニーズを反映し、マレーシアのユーザーに最適なモデルとした。
また、衝突回避支援システム「スマートアシスト(現地名:Advanced Safety Assist)」を、より進化させ採用することで、「先進技術をみんなのものに」を掲げるダイハツグループとして、マレーシアでも先進の安全・安心装備普及に向けた取り組みを加速させる。このアルスは、トヨタにも「ラッシュ」の名でOEM供給される。
アルスのサイズは、全長4435×全幅1695×全高1740mm、パワートレーンは1.5L直4DOHC16バルブ(2NR-VE型)+4速ATで、駆動方式はFR。乗車定員は7名。
日本では5ナンバーサイズに収まるコンパクトなボディはけっこうスタイリッシュだし、ミニバン的にも使える7人乗車のSUV…となれば、日本でも発売するとけっこう人気を呼ぶのでは…と思われるのだが、残念ながら今のところ日本での発売予定はないらしい。